キクイモモドキとキクイモの花、偽物と本物ということではない。底に穴の空いた大鍋の修理は?

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    キクイモモドキ残花とキクイモの花

     

    左はキクイモモドキ。初夏から咲き始めて、いよいよ最後である。やっと開いた花びらもねじくれている。最盛期に比べると花びらの数も少ない。モドキとつく名前から想像できるとおり、キクイモの花によく似ている。花が似ているだけではなく、全体の姿や高さもよく似ている。今年はたくさんの花をつけて、これが最後の名残。マルハナバチやヒラタアブはよくやって来たが、大型のチョウはほとんど見かけなかった。虫好きの人には、ちょっと寂しい夏だったのではないだろうか。

     

    右はモドキではないキクイモの花。モドキより遅れて、ほぼ交代するように咲くが、まばらにしか花がついていない。去年はまったく咲かなかった。見た目はよく似ているのに、進化の過程でどうして別々の道を歩むのだろうか。キクイモモドキには芋ができない。キクイモの芋はこれからしばらくすると店にも登場する。特に美味いものではないが、さっぱりした感じで、煮崩れしないのが良い。インスリンの代用になるとも言われている。

     

    モドキに比べるといろいろ役に立つのだが、植物にとってはどちらが本物でどちらがモドキ(偽物)なんてことは関係がない。昆虫にとっても花がたくさん咲くモドキの方がありがたいだろう。芋で増えるという繁殖方法があるので、花をそれほど必要ないのかもしれない。芋で増えるということはクローン、同じ遺伝子を持つ群落。虫達が他の個体の花粉を運んでくれて繁殖するモドキとどちらがいいのだろうか。仕事場周辺では圧倒的にモドキが多いが、繁殖方法に違いからかもしれないし、環境がモドキに適しているからかもしれない。ニンゲンモドキの私としては、周り中クローンというより、虫達に助けられて違う顔している方がいい。

     

    酢重鍋穴あきと蓋だけ修理

    この夏はたくさんの酢重鍋を修理しましたが、中には鍋本体の底に穴が空いていて、とらえず修理をペンディングしているものもある。いずれ時間のあるときに修理方法を考えてみたい。本体が修理不能でも、蓋は修理可能。蓋だけ直ってきてもどうするんだ、というのは一般家庭での話で、幾つも並べてご飯を炊いているレストランでは、蓋が一つ余分にあっても困らない。

     

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