シベリアの春?氷が融けてはまた凍る 酢重鍋大No.4802
昨日までは氷点下12度前後の朝でしたが、今朝は6度。昼間の陽射しは強く、急に鳥たちが元気に飛び回るようになりました。冬鳥も北へ帰る前から次第に鮮やかな羽根の色に変わっています。彼らが帰る頃のシベリアは水浸し、という話を聞いたことがあります。
永久凍土の表面だけが融けて、あちらこちらに大きな水たまりができ、そこに虫が湧いて、戻ってきた鳥たちはその虫を餌に子育てをするという。ありそうな話ですが、本当でしょうか? 先週の温かい日、作業場の前に水たまりができています。永久凍土ではありませんが、この時期まだ地面は10cm以上の深さまで凍っています。雪融け水が表面に溜まって「シベリアの春」状態。デコボコがなくなり、夕方には再びツルツルに凍ります。さらにその上に小雪がかぶればひじょうに危険な状態で、慣れているはずとはいえ、毎年知り合いの誰かが転んで手首を骨折します。私も作業場の前で一度滑って、なるべく肉の厚い尻から着地しました。仕上げたばかりの鍋でも持っていたら、痛みよりそちらで泣いてしまいそうです。
二つ併行して作っていた酢重鍋大の一つが完成。これから猛烈な集中労働でいかないと、4月開店予定の納期に間に合いません。春の訪れを待ちこがれる心境にはほど遠い日々が続きます。
No.4802 酢重鍋大 直径20.7cm 本体高さ11.9cm 全高約23cm 全重2.47kg
JUGEMテーマ:アート・デザイン
- 2018.02.20 Tuesday
- 両手鍋 Double-handles Pots
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