時代によって変化する曲線美の好み・・・No.4490 かんつけ An elegant streamline formed Sake-wormer,made with copper and brass.

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    4490かんつけ
    昨年、高島屋の常設売り場(和ごと)で展示販売するために、このタイプのかんつけを6点作りました。まだ、残っている店舗もあるでしょう。他にも展示会出品のために作りましたので、かなり手際よく仕上がるようになりました。このように書くと、ポコポコと同じものが出来るように受取られそうですが、作る度に違う顔を見せるのがこのかんつけです。

    左右対称な形ですが、その点を除くと同じ曲線・曲面はどこにもありません。温めて注ぐという同じ機能を持つ薬缶と較べて見ましょう。薬缶は本体も蓋も両手鍋などと同じ回転体。どこから見ても同じ形のものに、注ぎ口と釣り手がつきます。もとの銅板は円です。このかんつけは、容易に想像できるでしょうが、ものと銅板はしずく形というか、なすびのような形です。平らな底から立ち上がる角度は、場所によって変化します。絞り込んでいく鎚ち具合を加減していくのですが、そこが毎回違ってきます。最終的に自然なカーブの連続性が勝負ですので、あらかじめ寸法や角度を決めてその通りになるように無理をすると、曲線の美しさが損なわれてしまいそうです。女性の理想的曲線美が時代よってまるで異なるのは、絵画史やファッションの歴史を見るとあきらかですが、このかんつけに場合は「出たとこ勝負」です。それでも、古い写真と見比べると、時の流れのなかで好みの形が変化しているのは見て取れます。その私の好みが、お客様の好みと同じとは限らないところもおもしろさと言えます。

    No.4490 かんつけ  全長22.6cm 本体長20cm 全高約14cm 本体高約8cm 幅約11cm 重さ521g 1合半〜2合が適量です   
    税込み価格 ¥75,600 (本体価格 ¥70,000 卓上炉別売り ¥20,000〜)

     
    JUGEMテーマ:アート・デザイン

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