銅素地のままで仕上げると

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    銅素地のままで仕上げ

    銅鍋は仕上げ鎚ちが終ると内側に錫を融かして塗り、通常はいぶし仕上げ(硫化仕上げという表面を焦げ茶色に変化させる工程を施します。しかし、使用頻度の高い(洗う回数の多い)プロが使う場合などでは、洗いやすいように銅素地のままで仕上げることがあります。次の使用にむけてすばやく洗うために、外側はたわしやクレンザーを使うことがあります。いぶし仕上げは、クレンザーを使うと落ちて、銅素地が現れます。始めから、素地のまま仕上げておいた方が、扱いやすいことになります。

    一般家庭でも、フライパンのように、使用頻度が高く、油汚れが焼き付きやすい道具では、毎回きれいに汚れを落とした方が、きれいに保たれます。食卓に出した場合でも、いぶし仕上げをする側面はあまり見えませんので、ピカピカの銅色でも、派手すぎることはないでしょう。左の片手鍋は、空焚きの修理に戻ってきた際、ご希望で素地のまま仕上げてみました。蓋付きなので、ミルクやコーヒーに使われる蓋のない片手鍋より、煮物など時間をかけて使われるケースが多く、それだけに汚れが焼き付きやすくなります。使い道を考えると、素地のままで手入れしやすく、という選択は納得です。

    いぶし仕上げされた銅鍋も、あまり汚れたり、黒ずんだりした時は、スポンジに柔らかい側に液体クレンザーをつけて、軽く好みの状態まで、色を落としてもいいでしょう。銅鍋の良さは熱の伝わりで、そのためのポイントは形です。あまり色にこだわらないで、特に内側の汚れはしっかり落す方が機能的に使うことになるでしょう。
     
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