4011炊飯向きの両手鍋 蓋の噛み合わせ

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    4011両手鍋炊飯
    両手鍋の中ではちょっと特殊な蓋の噛み合わせで仕上げるシリーズが炊飯向きの両手鍋です。写真のNo.4011は、以前に紹介しました「ご飯炊きの両手鍋」より一回り大きく、蓋の下までの容量は約2リットル。3合半以上炊ける大きさです。
    半世紀以上前の話になりますが、子どもの頃どこの家にも「文化鍋」という厚手のアルミでできた中ぐらいの大きさの鍋がありました。薪の竃(かまど)に鉄の羽釜(はがま)と分厚い下駄の歯みたいな木蓋を乗せてご飯を炊く風景が次第に消えて、台所の火が、炭・練炭から灯油へ、そしてガスに変わっていく「燃料革命」の時代です。さらに10年もすると、ご飯を炊くのは電気釜に変わっていきます。しかし、私は電化のタイミングを失して、独立以来40年余り、一度も電気釜を使う事なく、今も時々お焦げを噛みしめています。
    炊飯向きの両手鍋は、文化鍋の構造を受け継ぐものです。本体と蓋の噛み合わせに特徴があります。吹きこぼれにくいように本体上部に段差を作り、蓋を中に落として段差に乗せる構造にします。蓋の外縁部はシンプルですので、厚手の銅板を使うことが出来、蓋を重くする事が可能です。蓋のふくらみと重さは、内部の熱むらを減らし、炊き上げた後の蒸らしにも効果的です。
    この構造の難点は、厚い地金の本体の方に段差を作る作業の困難さと、吹きこぼれにくいように本体上端を蓋の位置より高く延ばすため、内部の容量がその分少なくなることです。その結果、同じ容量の「両手鍋・・・基本形」よりも一割ぐらい価格が高くなります。
    会場でこの鍋を使う時の水加減火加減などを問われることがありますが、お米の状態で違うでしょうし、毎日使うものですからすぐに慣れるでしょう。炊いてみた感じでは、早く炊けそうですが、電気釜と競争したことはありません。もちろん、汁物や煮物にも活躍する道具です。
    No.4011は上端の直径約21cm、高さ10cm、段差のところの内径19cm、深さ8cm。蓋ともの重さが約1.9kgです。
       納品済み  参考価格 税別 ¥105,000
     
    JUGEMテーマ:アート・デザイン

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