3. 銅を鎚つ・・・・・その素材

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     写真の右側は銅の板、左側は銅鍋を鎚つために丸く切り出したあとです。中央は銅や真鍮(黄銅)の丸棒、角棒、パイプで、鍋の持ち手やつるの材料です。
     銅を素材に選ぶ理由は、なんと言っても熱伝導が良いこと。火が当たるところだけではなく、鍋全体に熱が伝わり、内部の熱むらが少なく、弱い火でも早く・柔らかく・きれいに調理できます。
     銅は、鉄のように「熱いうちに鎚つ」必要はなく、赤く焼きなました後、冷えてから手で持って鎚つことができます。柔らかい曲線的な造形が可能で、食卓や生活の場でガラスや焼き物と合わせながら使いやすい道具を作ることができます。

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