あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

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    2017年賀状ブログ用

     

    JUGEMテーマ:アート・デザイン


    月の変わり目は連続氷点下 伊勢丹新宿店展示会は無事終了しました。

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      浅間/氷点下の朝写真は11月最初の朝日を浴びた浅間山。台風の前後、かなり下まで新雪に被われていましたが、軽井沢から見る南面は日当りが良いとすぐに融けて、あるいは蒸発(昇華)してしまいます。町内を東に移動すると山の北側が少し見えますが、北斜面は白いままでした。風もなく、煙が静かに昇っています。

       

      10月最後の朝は氷点下2度近く、昨日も氷点下の朝です。今朝はプラス1度。暖かい東京に一週間通っていましたが、朝は気合いが入っていて氷点下も何のそのですが、疲れて軽井沢駅に帰り着き、駐車場までのほんの数分間は寒さが身にしみました。まだ体が冬仕様になっていません。

       

      伊勢丹展、例年通りの成績でほっとしています。消費意欲の落ち込みやら、中国は大型連休の後だったためか、台風の影響か、人通りは例年より少なめ。しかし、日曜日は台風の雨の中、思わぬ好成績でした。会期中おいでいただいた皆様、ありがとうございました。台風で、観光地への遠出をひかえて、安全なデパートでお買い物に変更された海外の観光客もいらしたようです。天気が回復して、軽井沢はたくさんの観光客が自転車で行き来しています。浅間山は2,500mを越える山の町ですが、町内の中心部は平坦で、距離も自転車で回るにはちょうど良いサイズ。駐車場の心配もなく、家族連れや団体でにぎやかに走っています。

       

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      夏2題 台風一過の夕空と高原のアサギマダラ

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        台風一過の夕空夏らしい日がとても少ない中で、迷走台風5号が去った後の豪快な夕空。軽井沢の量販店の中では浅間山の遠景が楽しめるスポットですが、サボらずにもう少し左へ移動して撮れば、消防署のやぐらが邪魔にならなかったでしょう。この量販店は軽井沢では最大規模のホームセンター。仕事の買いものに普段から利用しているのですが、夏はいつもと違う人付き合いから買いもののバラエティーが広がり、毎日通っている。何でも揃っているが、この日の一番の掘り出し物は夕空。

         

        2017アサギマダラ毎年訪れる浅間連山の標高2000mを越える草原。8月には確実にアサギマダラを見入る事が出来る場所です。あまり人を恐れないので、特別な望遠レンズがなくても、けっこう写真になります。ヒヨドリバナの群落に群がっている事が多いのですが、ここではマルバダケブキの蜜を吸っています。

         

        この数年、昆虫が少ないと感じていたのですが、この高原では赤トンボの群れが山頂を飛び交い、ベニヒカゲは腕にとまって汗の塩?を舐める。アサギマダラにいたっては、駐車場のトイレで観察できるほど。花に集まるハチやアブも多く、里での減少と較べると、山では増えているのかもしれません。

         

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        迷走台風の顛末は? 逃げきった京都〜軽井沢道中 野生動物が跋扈する季節

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          早咲きコスモス8月7日の朝、4歳と7歳の男児を連れて京都郊外から軽井沢に向う。普段は車でしか移動していないので、汽車の旅を経験させようと、奈良線・東海道新幹線・中央線・篠ノ井線・しなの鉄道と各種取り揃えのコース選び。というのも北陸新幹線まわりより接続によっては早く、しかも安い。

           

          台風本番の前日でしたが、京都は雨・・・が運良く出発時だけ雨が上がり、大荷物を背中に背負って両手で子どもと手をつなぐにはラッキー。その後はゆっくり迫ってくる台風を、東に逃げてかわす。木曽谷を抜けて塩尻ではわずかに晴れ間が見える空に欲が出て、松本で途中下車し、松本城見学。待ち時間30分、天守閣への急な木の階段の上り下りに1時間あまり。遊んでいるうちに台風の雨に追いつかれて、運休になる前の最後の特急しなので篠ノ井へ。しなの鉄道は小諸止りだったので、小諸駅でしばらく待って軽井沢行きに乗り換える・・・・ということで、合計6本の列車を乗り継ぐ大旅行。まだ手のかかる年齢でしたが、今後は汽車の旅も少しずつ楽になるでしょう・・・・その分料金はかさみます

           

          迷走台風の行く末が決着して、秋風の気配。今頃やってくる夏台風とはだいぶ性格が違う。これから暑くなるのか、風にコスモスが揺れています。帰省客、観光客、別荘族が入り乱れるこの時期、トウモロコシが飛ぶように売れる。町内いたるところのトウモロコシ畑。それを狙って、クマ、タヌキ、キツネ、イノシシ、サル・・・動物界も入り乱れて争奪戦を展開する。電気柵やらネットやらで農家は自衛するが、買って食べるわけにはいかない動物達も必死です。

           

          ヒマワリも種が実るころには狙われて、こちらは鳥も参加するが、種を販売する目的で栽培している人以外は、野生動物を呼び寄せている事には無頓着なことが多いようです。

           

           

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          芸術・工芸・芸能 諏訪地方茅野市にその源流をたどる 縄文のビーナスとミシャグジ

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            縄文のビーナス/仮面土偶

                      (写真は茅野市発行「縄文ガイドブック」より)

            先週土曜日、10分で終る実につまらない用事で松本へ。長野県では長野市か松本市に行かなければ用が足らないことがある。どちらも軽井沢から70km。高速道路が出来る前は、南信の山奥の村から県庁に行って会議に出る公務員が日帰りできないという状態があった。暑い松本の用事は朝一番にすませて、諏訪地方の2ヶ所に寄り道。道草の方がメインです。

             

            一つは尖石遺跡。といっても暑い中で遺跡めぐりはきつい。なにしろ八ヶ岳山麓には無数と言って良いほどの遺跡があります。今回はその中の目玉、茅野市尖石縄文考古館へ。目指すは土偶「縄文のビーナス」です。土偶の多くは複雑な装飾が施されている中で、このビーナスさんは頭部以外スッポンポン。ツルツルのお肌と、絶え間なく豊かに変化する曲線。これぞ「銅鍋の女神様」? 神棚も仏壇もない暮らしですが、作業場に飾っておきたいほど。拝む趣味はなく、むしろ再現したい対抗心というか、たえずムムムッという心情ですね。

            守矢家みしゃくじ

            言葉が記号化される以前、芸術、工芸、芸能・・・心情があらゆる表現の中に混然と渦巻いていた時代。古事記と律令制が成立する頃、使われ始めた文字により、心情が物語や教典に写し取られ、社会の仕組みが法令に記号化される過程で、古層の死生観や自然観が辺境に追われて残ったものの一つとして「みしゃぐじ」信仰が語られています。諏訪神社の御柱祭は弥生〜ヤマト以前の精神性を残しているかもしれないと言われる中でも、さらに広く東日本に残るみしゃぐじ。工芸や芸能の神ともいわれ、また境、境界の神とも考えられ、道祖神の源流かもしれないとされながら、なお実像が明瞭に焦点を結んでいません。

            写真は諏訪神社の神長官、守矢家に伝わる「ミシャクジ社」

             

            松本までは窓全開で走り、松本から諏訪まで高速にのって窓を閉めてエアコンに切り替えたが、クーラーが効きません。しばらく前からフロントガラスのくもりがとれないと気づいていましたが、軽井沢ではクーラーを使わないのでガス不足には気づかず。帰りは霧ヶ峰越えで、なるべく下界を走る距離の短い女神湖経由で立科町へ。通称、ビーナスライン。美の女神を巡る旅でした。

             

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            タチイヌノフグリ  5月22日夕方 浅間山が作った雲?

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              タチイヌノフグリ小さな空色の花はタチイヌノフグリ。小さい上に、オオイヌノフグリと違って横を向いて咲いているので目立たない。しかも無理な姿勢で近寄って撮った写真はピンぼけと来れば、雰囲気だけが伝わればと言う程度です。山の中でなら地面に這いつくばって撮るところですが、仕事場の横の公民館駐車場ではそうもいきません。倒れているのではないかと誰かが飛び出してきそう。カメラを買う時に、液晶画面が動くタイプ(カメラを地際に置いて液晶画面だけを上に向けられる)にしようか、頑丈な防滴タイプに使用か迷ったあげくに後者を選びましたが、案外前者の方が便利なケースが多い。しかしまあ、万能な道具は虻蜂取らずでしょう。

               

              この花もヨーロッパからアフリカ原産だそうで、春の高原も外来種だらけ。クワガタソウの仲間ということですが、在来のクワガタソウはなかなかお目にかかれません。

               

              浅間山の雲23日の記事に載せた前日の浅間山ですが、その後ツイッターにいくつかの報告が見られました。群馬大学の早川さんの話では、火口で温められた空気が上昇して出来た「雲」とのこと。ポイントは火口から上がったところで雲になるため、山体から少し離れている。ということは、局地的で弱い入道雲のようなもの。現在も夜になると、高感度カメラには火映が写るというので、火口内は温度が高いのでしょう。ツイッターという媒体は、大勢の人が情報を交換したり議論するのには便利です。せっかくの媒体を、罵倒やデマに使うのはもったいないですね。

               

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              「中山道 碓氷峠を下る」 名もなき菫?

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                中山道碓氷峠道昨日は久しぶりに、一日のお休み。出勤するわけではないため、何か用事があっても合間の時間にいじましく仕事が出来るので、丸一日の休みは正月以来かもしれません。地元の歴史同好会「軽井沢史友会」の企画で、中山道を碓氷峠、熊野神社から関東側へ下りました。

                 

                年輩者も含まれるので、昔の旅人の苦労を偲びつつ、下り道で楽をさせてもらいましたが、それでも距離は8kmあまり。脚に優しい土の道ですが、往来が多く整備されていた江戸時代に較べれば、道は雨でえぐられて、歩きやすいとは言えません。大名行列や馬が通るにはやはり難所。あるいは江戸警備のため、往事もわざと通りにくくしてあったかもしれません。

                 

                碓氷峠出発直前にはかなりの雨になりましたが、最近は気象庁のサイトで雨雲のレーダー画像が動画で見られますので、じきに止むことを確信して出発。利根川水系と信濃川水系の分水嶺で、万葉の頃から「薄日、うす陽の坂」などと呼ばれた、雨霧の名所にふさわしい歩き始めでした。途中、馬頭観音が多く、街道の難所として馬も苦労したことでしょう。だいじに供養された様子がうかがえます。

                 

                スミレ不詳新幹線の通過とともに横川駅・軽井沢間は鉄道がなくなり、歩いて下った後の帰りに困るのであらかじめ下に数台の車を配置しました。明治の10年代に出来た旧国道18号を碓氷湖まで車で下りましたが、旧国道の県境で見つけたスミレ。オオタチツボスミレ?? 名も知らぬスミレとしておきましょうか。スミレは仲間が多く、あまり見かけないものは図鑑と虫眼鏡がないと、名前をはっきり決めることが出来ませんが、きっと全国に大勢いる菫愛好家ならたちどころに見分けることでしょう。

                 

                県境の道はシカが増えて、それとともにヒルの被害が多くなっています。血を吸われるだけで、特に大きな害はないのですが、この日も参加者数名がやられました。前日に一応YouTubeで対処法を見て準備しておいたので、まずは手際よく処置できました。せっかく参加していただいた方々に、「高野聖」の恐怖をあじわせることは避けられたでしょう。無事、春のイベントは終りましたが、途中地面が濡れていて碓氷湖まで昼食はお預け。空きっ腹の旅人でした。

                 

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                散る桜 残る桜も 散る桜・・・? タンポポを食らう

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                  連休は散る桜とともに・・・「サクラチル」と言えば受験生時代の嫌な思い出がある人もいそうです。「咲いた花なら散るのは覚悟・・」と、さらに不快な記憶を呼び覚まされる人もいることでしょう。何年も前の事、永六輔さんのラジオ番組、土曜の半日はその番組を聞きながら仕事をしていましたが、そこで紹介されたのが「散る桜 残る桜も 散る桜」の句。話の内容は覚えていませんが、この句だけは正確に覚えています。いかな年寄りとて、これほど単純な句を覚えられなかったら、ちょっと心配した方が良さそうです。「松島や ああ松島や 松島や」ほどではないとしても、ですね。

                   

                  根が浅はかな私としては、単純におもしろがって聞いていたわけですが、良寛さんの辞世の句という話もあるようです。そうなると、多少はシュンとなって、哲学的にならなければいけないような気になります。というのも一瞬のことで、風に吹かれて散る桜を見ながら、オオヤマザクラの濃いピンクと赤みと艶のある若葉は、桜餅のようで美味しそうだなあ、なんて方向に意識は脱線。空を見上げると春は、春も?腹が空きます。

                   

                  春と言えば山菜の季節。今頃冬眠から醒めたクマはモリモリバリバリと山菜に向っている事でしょう。そこいらを30分も歩けば、何種類もの山菜を採って来られるのですが、そこは無精者のならい。玄関の横に生えているタンポポが美味しそうに見えて、朝一番に抜いてみました。根が深い。たくさん採ってきんぴらにすると言う話や、煎ってコーヒーの代用にという事も聞きましたが、無精者むきではなさそう。ざっと洗って、いい加減に切って水を切り、サラダに。

                   

                  合わせるのはなるべく酸っぱい夏みかん。夏みかんが甘夏になってしまった時、心底がっかりしました。鼻の頭からおでこ、頭のてっぺんまで汗をかくような酸っぱい夏みかんが好きだったのです。甘いのが良ければ伊予かんでも八朔でも良かろうに。特にサラダに入れるのは酸っぱいのに限ります。しかたないのでレモン汁を足して、ベーコンをカリッと炒めた油。塩こしょう。

                   

                  お料理番組ならここはサラダボールで和えるのでしょうが、ベーコンの油は固まりやすく、ボールについてしまうのが悔しい。深目のさらに盛りつけて、箸でグチャグチャ混ぜながら食べる方がいい。皿に残った油は意地汚くパンになすりつけて食べる。皿洗いが楽です。蕾がいくつも隠れていて、その苦みも楽しい。シカが増えすぎて被害が出ていて、ジビエと称して食べるのが流行です。そこら中にのさばるセイヨウタンポポ対策として、バリバリ食ってしまうと言うのはいかがでしょうか。

                   

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                  春分の日に虫が出てきた と思ったらまた雪です

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                    アリが出た日20日は温かく、石垣をクロオオアリが走り回っていました(写真下の方)。下手な写真と笑われそうですが、いっときもじっとせずに忙しく動く小さなアリが相手ではこんなものです。近くの芝生に巣穴があって、何匹ものアリが入り口をふさいでいた土を運び出していました。冬ごもり終了とともに、偵察のアリが飛び出して様子を見ていたのでしょう。まだ餌を運んでいるアリはいませんでした。

                     

                    フクジュソウの虫やっと開いたフクジュソウには小さなハチかアブがやってきています。春分の日は虫が出てくる日となりました。暦の二十四節気で、虫が出る日と言われる啓蟄。今年は3月5日だそうです。軽井沢では15日遅れですが、実感としてはひと月遅れで虫達の春到来。この冬は、特別に寒い時期がなかったわりには、だらだら半端な寒さが続いた気がします。フクジュソウは花の形が壊れているものが多く、勢いも弱いようです。虫達が出た翌日の21日は、一日中雪で、夕方には積雪5cm。昨日22日は暖かく、日なたではほとんど融けて、ヤマガラが数羽来訪です。

                     

                    ヤマガラ3鳥達の春は、気温よりも日照時間に影響されると言われていますが、今年はあまりさえずりを聞きません。スズメは群れで移動していて、繁殖期が始まっているようには見えず、ヤマガラも静かに餌探し。石垣の間のコケを突っついていて巣材探しかなと思いましたが、コケを運ぶ様子はありません。まずは食欲優先で、鳥達の春本番はもうすこし後になりそうです。

                     

                    大鍋に取りかかっているため、この数日は仕事の仕上がりはなし。合間合間に酒器の銀流しを施していますが、まだまだ一回できれいに銀を被せられず、繰り返しの作業が続きます。気分的にも春は足踏みです。

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                    独特の立体的バランス感覚を感じる地域特産の焼町土器  ロウバイとフクジュソウ

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                      焼町土器

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                      先日、お話と展示案内をお願いした浅間縄文ミュージアム発行の「焼町土器の葉書」です。販売品ですが、入館者にはおまけに1枚選べます。

                       

                      子どもの頃、畑で拾う土器のかけらについていた模様を見ながら、「勝坂式」だろうかとか「加曽利式」だろうかと、違いも分布も解らないまま名前のおもしろさで想像していました。今でもさほど理解が深まったわけではなく、縄文土器の様式が見分けられません。60年近く前、この「焼町土器」という名前はまだなかったような気がします。東信から群馬県にかけて分布するため、当時住んでいた武蔵野の南端では馴染みがなかったのかもしれません。

                       

                      こんな大胆なデザインで日常の道具を創作したのはどんな人々だったのでしょう。現在より気候は温暖だったとはいえ、現在の私と同じ地域に住んでいた人達です。地域集団の宗教的アイデンティティーを表現したものでしょうか。一定範囲で移動する職人集団の伝承的デザインでしょうか。比較的平等な社会とはいえ、物流交易が活発に行われる地域範囲は自然に形成されるでしょうし、ゆるいなりにも集団統合の構造があるのは自然に思えます。物流と言えば、石器の材料となる黒曜石や装飾品とされた翡翠や貝殻などは、土器様式の分布範囲を越えて、広く交易があったようです。

                       

                      こうしてズラッと並んでいると、共通する立体的バランス感覚を感じます。写真のものは御代田町出土でかなり地域で作られたもののようですが、焼町土器全体は100kmほどの範囲に分布するのでしょうか。点在する集落ごとに採集狩猟生活の中で作られたにしては、抽象化された感覚の共通性が強く思われます。アイヌ文様とか唐草文用、市松文様など、平面的デザインは比較的容易にコピーされて広い範囲で共通化されそうですが、立体のバランス感覚が様式として確立するには、かなりの数を作って修得する必要がありそうです。銅鍋では、単純な寸胴型、円筒形の鍋なら誰が作っても立体的バランスはそれほど違いがないでしょうが、横から見て曲線で構成される立体になると、作る人によってバランス感覚は強く違いが出てきます。

                       

                      ロウバイ近所の石垣に生えるロウバイがやっと咲き始めました。すでに色あせた花がありますので、数日前から咲いていたのでしょう。赤く艶やかな蕾に、春の陽射しを浴びた生命力を感じます。花開いた結果よりも、そこに向けて躍動するエネルギーこそが命の実体なのでしょう。

                       

                      フクジュソウ蕾フクジュソウも開花寸前。スタンバイOKから一気にはじけて動き出す気配に満ちています。今朝は氷点下3度。暖かい都会の人に撮っては真冬の気温ですが、こちらではもう薄い花びらがホイっと跳ね飛ばせるさほどの寒さです。

                       

                       

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