氷点下12度の明るい朝  1989年制作の両手鍋修理

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    バドミントン上腕筋の故障でテニスをやめてから4〜5年経ちますが、その後は町の運動施設で下半身の筋トレを続けてきました。上半身は金槌を鎚つ仕事で毎日動かしているので、脚の運動中心。機械相手に大汗かいて、500~1000kcal 運動すればそれなりの満足感と疲労感はありますが、なんだかエネルギーの浪費のようで虚しさも残ります。せめてマシーンに発電機がついていて、お茶の一杯でも湧かすことが出来ればはげみになるだろうにと。

     

    仕事も展示会以外は一人ですし、機械相手の運動では人とのやりとりがなく、スポーツとしての面白さがない。テニスを始める前の30代前半に少しやっていたバドミントンに復帰する事にしたのが1年前。団体競技と違い、バドは相手が一人いればできるのですが、いい年したオジンが向かい合って黙々と打ち合っている図は、傍目にあまり楽しくはなさそうです。それなら、相手を募集しようと、この春頃からまわりに声をかけて、初心者レッスンから始めています。10人ほどの仲間で、最近は試合もできるようになり、これからバドのおもしろさが出てくるレベルになってきました。ひじょうに運動量の激しいスポーツの上に、緩急の差も大きく、瞬間的な判断や対応が要求されます。ちょっと意外に思われるかもしれませんが、ボクシングと共通する競技だと感じます。
     

    安河内/両手鍋707修理

    連日修理の仕事が続いています。お正月前に、きれいに直して戻したい、暮のお料理や家族揃っての食事に使ってほしいと思っています。今度は1989年作の両手鍋ですが、30年近くを経ても大きな損傷はなく、錫も残っています。しかし、残っている錫をそのままにして上から新しく錫をひこうとしても、のりが悪く、かえって何度もぬることになりますので、一度できるだけ落してからかかる方がきれいに仕上がるようです。細部をちょこっと修正し、新品の時より良くなっているかもしれません。おまけに木の落とし蓋をつけて、送り出しました。

     

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    小雪の後は冬型に戻る 1990年作の両手鍋修理

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      マツヨイグサ実昨日は一日だけ少し温かく、最高気温8度。日本海側を低気圧が通過した後、太平洋側をもう一つ低気圧が通過したため、夜半に小雪。その後は冬型の気圧配置に戻って、今朝5時頃の気温は氷点下6.7度。まだこれから下がるかもしれません。

       

      内陸のため、本格的な冬型の日は乾燥して深い青空に。2mを越すマツヨイグサの枯れた茎には実が上を向いています。冬鳥が食べそうですが、今年は冬の渡り鳥を見ていません。やってきましたと報告するようなツグミの鳴き声もまだです。アトリやカシラダカも見ていません。年寄りに人気のジョウビタキもまだです。年末の忙しさで、きちんと観察する時間がないせいもありそうですので、仕事場の周囲の現象だけで全体を論じるのは危うい。しかし、寒い。寒いと冬鳥が早くやってくるのだろうか。それとももっと暖かいところまで南下してしまうのだろうか。本格的に雪が積もれば、周囲の景色は単純になって、鳥の姿も見やすくなるでしょう。

       

      永澤/両手鍋766修理

      昨日の仕上げは1990年に作った両手鍋の修理。記録を見ると最初は下の部分だけだったらしく、蓋は後から作ったようです。多少歪んだ蓋を修正し、本体側の縁を少し高く折り曲げて、蓋がずれ落ちにくくしました。本体は浅いタイプですので、すき焼きや煮物・煮魚に向いています。グラタンやオーブン料理にも良いでしょう。肉類、リンゴやイモなどを蒸し焼きにして、最後にオーブンでカリッと仕上げるのも、冬の食卓に似合いそうです。手軽に使うとき用に木蓋や木の落とし蓋をつけました。蓋の方は折り返しのないシンプルな作りですので、大きな鉄板の上で肉や根菜を焼く時に蒸し蓋としても使えるでしょう。

       

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      花も葉も色変わりするスイカズラ(忍冬) 片手鍋2度目の修理

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        スイカズラ種黒い艶やかな種の周囲は、一様ではない色変わりを見せるスイカズラの葉です。冬の間も萎れないことから「忍冬」の名前もありますが、ほんとうに冬中枯れないで残るでしょうか。葉が落ちてしまうと存在に気づかず、再び花が咲くまで忘れてしまいそうです。

         

        花の咲き始めは白く、次第に黄色く変わります。花も葉も色変わりがおもしろい。花には蜜があって、吸うからスイカズラ? 花の咲かない木や生け垣に絡み付いて咲くと、香りとともに華やかな雰囲気を楽しませてくれます。このまま冬中残ってくれるといいのですが。

         

        岡本/片手鍋修理前ひと月ほど前に送られてきた片手鍋の修理。他社製のものですが、作りはしっかりしていて使い易そうです。昨年も修理したもので、今回は2度目の空焚き。かなり高温になったようで、柔らかくなった底から立ち上がりにかけて鎚ち直す。持ち手が付く部分は鎚てず、わずかにデコボコした感じになるのはしかたないかなという仕上がり。変形しやすい上縁部のコバも2周鎚ち締めておきました。強く空焚きで内部の表面が変質したのか、錫がのりにくく4〜5回錫引きを繰り返してしっかり被せてはありますが、いくらか色のまだらは残ってしまいました。

        岡本/片手鍋修理後

        外側を磨き、新しいコクタンの持ち手を削りだして、取り付けて終了。他社製のものを鎚つときは、構造上どこまで耐えられるかの判断がむずかしく、力加減の気を遣います。今回のものは本体がしっかり作られていますが、持ち手取付板との接続がリベット3本だけ。内側は錫でしっかりとめられますが、外側は緩んで動くのをたたいてとめています。もしもう一度打ち直すことがあれば、リベットを交換する必要があるかもしれません。

         

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        中国語版「取り扱い説明」 《关于铜锅的使用和保养说明》

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          先日このブログに日本語・中国語対訳の「取り扱い説明」を画像で掲載しましたが、検索しやすいように本文中に文章で再掲載します。

          取説写真ブログ用

           《关于铜锅的使用和保养说明》

          请注意铜锅无法使用电磁炉或微波炉,请使用煤气加热并且不要使用大火。除去带有木制手柄的单手锅以外,其他的铜锅都可以使用烤箱,但是温度需控制在200度以下,并且锅体和把手都会变热,请小心不要烫伤。

          使用后,请用温水,洗洁精,柔软的海绵或刷子清洗干净以后用干布擦干,请避免使用带有颗粒的去污粉或擦亮剂。另外请不要把食物长时间放置在锅中。如果您对订制,保养,修理有任何问题,欢迎来邮件咨询(仅接受日文英文

           

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          白い花は不人気?白菊が見当たらない No.3793片手鍋の修理

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            菊2種

            最近、花壇では白い花をあまり見かけません。デージーとかカスミソウとか白いパンジー。花壇がカラフルになって、かえってヒメジョオンやフランスギクなどの雑草の白が目立つようです。霜の朝、白い菊を探しましたが、近所にはありませんでした。「心宛てに 折らばや折らむ 初霜の おきまどはせる 白菊の花」なんて、写真で洒落てみようと思っても、白菊が見つからない。お葬式や仏壇用にたくさん栽培されて花屋さんでは売られていますが、園芸用には不人気なのかもしれません。

             

            初雪ならまだしも、いくら初霜があたり一面を白くおおっているとはいえ、菊の花を摘もうと思ってもどこにあるのかがわからない、なんてことはあり得ない。平安期の歌をリアリズムで解釈するのは楽しくないですね。想像の世界で遊ぶ・・・どこまで想像をふくらませて良いものか・・・白菊に一瞬、若い女性を連想させるくすぐりも感じます。

             

            3793片手鍋修理前2011年に作った片手鍋が修理に戻ってきていました。見た目はかなり強い空焚きですが、焼き鈍りはそれほどひどくはなく、比較的低温で長時間空焚きしたらしい。この片手鍋は、買われた後にお客様の希望で注ぎ口をなくす改造をしたもので、持ち手も長めに作りました。

             

            鎚ち締めは形が崩れない程度ですませました。長時間の空焚きのせいでしょうが、内部のクリーニングは予想以上に手間取り、錫引きの工程に入っても、何度か浮き上がってくる汚れを掻き落しました。そのために錫引きは4〜5回繰り返すことに。持ち手を新しく作り直して取付けで、修理完了。一晩おいて、問題がないことを再確認し、発送でした。

            3793片手鍋修理

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            ハガキ版中国語版の取り扱い説明書が出来ました 《关于铜锅的使用和保养说明》

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              中国語取説

              中国語の取り扱い説明書を作りたいけれど、自動翻訳では間違いだらけのようですし、その間違いを見つける能力もない。そんな話を展示会の間、お客様の途切れた時に売り場のスタッフの方々に話していました。昨日、日本語・英語・中国語が堪能なスタッフのお一人から、このサイトの英語版取り扱い説明書を読んで中国語に翻訳したものがメールで送られてきました。どこからどう取りかかったものやら思案していたところで、タイミングの良いありがたい贈り物(送りもの)です。さっそく、カードに仕立ててみました。私のパソコンに内蔵されているいろいろなフォントを試してみましたが、メールからテキストに変換する際にかなりの誤字が含まれてしまいます。中国語の「音」が解らないので、誤字の部分を打ちこみ直すこともできず、メールの文面をそのまま画像で切り取り、ハガキサイズに貼付けました。実用上充分ですし、これなら字の間違いも起きません。この記事のタイトルに、メールの中国語をそのままコピー・ペーストで入れてみると、誤字が解消され正しく表記されていますので、画像を使わなくてもテキストファイルに変換する方法があるに違いありません。

               

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              夏の暑さにも冬の寒さにも負けない外来種二つ No.4466両手鍋修理

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                ビオラ/マツバギク

                右のビオラ、春からずっと同じようすで咲き続けて、周囲を見渡すと最後の一株。すでに何度も氷点下に下がり、霜にあたっているが、まだまだ平然としています。かたや、右のマツバギク。花のようすは変わりありませんが、茎や葉は赤みをおび、萎れている。萎れているが枯れているのではなく、むしろ水分を減らして細胞内の濃度を高めることで、凍結を防いでいるのかもしれません。野菜や果物の多くも低い温度を経験することで、糖分が増して美味しくなる。植物の防衛反応が幸いしています。このマツバギクは環境が良ければ、氷点下15度以下に下がる真冬でも咲き続けているのを、昨年見ました。

                 

                4466両手鍋流離

                展示会が終って、本格的にオーダー制作に取り組む前に、展示会以前に受けた仕事を済ませています。これは内部の錫引き修理。何が原因なのかよくわかりませんが、底のごく一部の錫が剥げて、いくらか銅の地金が腐食してきていました。全体のようすはきれいに丁寧に使われていますので、扱いが乱暴だからということはありません。何かの拍子に強くあたったステンレス器具による傷から腐食が進んだのか、酸や塩分が強い食材の一部がこびりついていて、そこから腐食したのか。原因が判らないままのことが時々あります。まずはきれいにクリーニングしてから錫引き。良く使われている銅鍋の方が修理に際して錫ののりが悪く、今回は3回塗り直して仕上げ。現役復帰です。

                 

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                台風が過ぎて氷点下 4755片手深型に真鍮のつり輪をつける 伊勢丹新宿店の展示は本日最終日

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                  台風一過の夜明け

                  一昨日の夜は台風の進行を気にしながら新宿から軽井沢へ。大雨警報が出ていたようですが、それほど降った様子はなく、翌朝は明るい日の出。朝日に照るカエデは、作業場の横の木ですが、北風のあたるもう1本はすでに茶色く落葉し始めています。同じ種でも、わずかな環境の違いで大きく変化するのが生き物です。まして、人の子どもにはみんな良い環境で育ってほしい。黄色く変わり始めた山のカラマツが朝日にあたって赤く写りました。

                  今朝は氷点下2度近い冷え込み。昨日朝の埼京線は強風で遅れましたが、夕方のニュースでは「木枯らし1号」だったとか。冬になるなら冬らしく、台風はもう勘弁してほしい。

                   

                  4755片手鍋深3/吊り輪

                  昨日片手鍋深型をお買い上げのお客様。浅いタイプの片手鍋と同様の吊り輪をつけてほしいというご要望です。以前は、深型にも標準で吊り輪をつけていましたが、台所にぶら下げる適当な場所がないお客様から、吊り輪は要らないというご要望が多く、深型には現在つけずに仕上げています。後からつけるのは問題ありませんが、ついているものをはずすと、穴が残ります。ご要望があれば無料でおつけしますが、送料がかかる場合は送料着払いでお願いします。

                   

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                  外国からの客様が多い伊勢丹新宿店の会場 英文付きの取り扱い説明書

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                    さすが新宿の伊勢丹ですが、外国からのお客様が多い。中には、英語・中国語・日本語いずれもあたりまえの様に話す方もいれば、中国語のみでお互いしどろもどろしながら英語で会話にならぬ会話を試みることもある。会場で話している間は、お互いニコニコでなんとか切り抜けますが、後で使い方など解らないことが出てきた時、私の怪しい英語力では電話で説明するのは難しそう。英語のメールなら時間をかけてなんとかなりそうです。去年から英語の説明文をすこしずつチャレンジしていますが、今回は切羽詰まって前日に日英両方で取り扱い説明書を書いてみました。初日前夜、英語に強い友人に添削してもらい、朝でかける前にあわてて印刷。とりあえず下のような葉書サイズの取り扱い説明書を会場でお渡ししています。次は中国語・・・自動翻訳ツールでも試してみましょうか。しかし、それもかなり怪しいようなので、そのうちに原稿が出来たら、売り場のスタッフに添削をお願いすることになるかもしれません。私のことだから、それも次の展示会直前にドタバタ・・・と言うことになるでしょう。

                     

                    英語版取説

                     

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                    迫り来る秋の色  両手鍋/軽度の空焚き修理

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                      秋色/カエデ紅葉にはまだまだ早い。お盆が終ったばかりだが、小学生は2学期が始まって、朝の登校風景が見られる。軽井沢と言っても、観光客の来るところではないので、朝のいっときでも子どもで賑わうのはいい。昨日も夕方少しばかりの雷雨があったが、高原の夏らしい豪快な夕立にはならない。

                       

                      例年なら陽射しに焼けた植物や土に雨が降って、お盆あけの風は独特の秋の匂いを運んで来るのだが、すでに秋の気配が迫って来ているが、あの匂いはしない。

                      秋色/トンボカエデやサクラにはすでに色変わりし始めている枝が見られます。2000mを越す浅間連山には、たくさんのトンボが群れ飛んでいたので、今年は里にもたくさん下ってくるだろうか。まだまだ、赤トンボと呼ぶには色がうすい。温もりを求めて、日当りの良い道路で休むのは、まだ早すぎる気がします。

                       

                      4449両手鍋修理/林奈美様

                      旧軽井沢で買われたお客様から、そのお店に修理の依頼が。比較的きれいに使われてきた様子ですが、軽度の空焚き。ダメージは本体部分にとどまり、蓋はクリーニングといぶし仕上げ、磨きだけ。価格の1/3が蓋ですので、修理代は新品価格X 1/3 X10%

                       

                      本体部分は空焚きでシミが浮いている錫を落して錫引き。4回ほど錫を融かして塗る工程を繰り返し、いぶし仕上げと磨き。修理代は、新品価格X 2/3 X20%  トータルするともとの価格の6ぶん1の修理代で新品同様に戻りました。

                       

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