立春を過ぎても氷点下10度、役目を終えた植物の花は・・ 直線的に仕上げたペン皿 No.5646
立春を過ぎたとは言え、今朝も氷点下10度。今日は列島南岸を低気圧が東に進み、大雪かもしれない。前回の「警報級の大雪」は空振りだった。
ヤマアジサイ。すでに枯死しているが雪をかぶっても毅然している。動物の死とは異なる姿。まだ残っているタネのためだろうか。花としては死んでいても、その下の茎は生きているからだろうか。
枯れ落ちて土に還り春には栄養となって循環するより、この状態で残ることがヤマアジサイの繁殖にとってなにか有利なことがあるのだろうか。あるいは役目が終わった花のことなど、お構い無しでほったらかされているだけだろうか。ドライフラワーなどという、生物学的には植物遺体に美を感じる人間の感傷かもしれない。
枯れ木残らず花が咲く・・・童謡の歌詞にしてはなんだか年寄りくさい。回春の願いととるのは穿ち過ぎだろう。シオンのすでにタネを飛ばして枯れた花の残骸。残骸という単語もなかなか厳しいが、ほかに良い言葉が見つからない・・・ということは正確な表現と認めざるを得ないか。潔く消え去る・・なんて、先のことは決められることでもない。
銀座三越展の3日目は会場滞在のお休みをいただいて制作。なんとか1日で片手鍋を完成しようと思いましたが、無謀でした。夜7時ごろ、どうやっても仕上がらないと諦めて。途中まで進めてあった銀流し銅ペン皿を仕上げ。
長辺225mm 短辺113mm 重さ337g。今回、外形は直線的に仕上げました。ペン皿としていますが、用途は色々。お店のレジでお客様にキャッシュやカードおいてもらっているというのもあります。
No.5646 銀流し銅ペン皿
税込価格 ¥20,900
- 2024.02.05 Monday
- 銅器その他 Other Copper tools
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