つる鍋 No.4934 明日から三越銀座店の展示が始まります。

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    4934つる鍋

    明日からの三越銀座店展示に向けて追い込みというか、悪あがきというか。昨日、出品作を大箱3つに詰めて送り出してから、まだ作っています。あれもない、これもないと、心残りが多く、悟りの境地はかなり遠く、煩悩渦巻く・・・大晦日に除夜の鐘を聞かなかったのがいけないのでしょう。しかし、展示会が終わっても仕事は際限なく続き、しかも期限のあるオーダーを抱えています。どうせ作り続けるのですから、展示会の前日であろうが淡々とやるしかありません。と、澄み切った境地であれば、こんな言い訳は書かないでしょうから、まだまだ修行が足りませんね。

     

    しかし、出来上がったものは作者のいい加減さにもかかわらず、結構いい感じです。折り返し部分までの容量は6カップほどの小ぶりなつる鍋。一人暮らしなら、雑炊でも、具沢山の汁物でも、鍋焼きうどんでも、肉じゃがでも、食事のたびにぶら下げて食卓へ。愛着の湧くこと間違いありません。

    No.4934 つる鍋 外形17.5cm 内径16.1cm 本体高さ7.6cm 全高17cm 全重705g

     折り返し部分までの容量約1.2リットル    税込価格 ¥54,000    木蓋付属

     

    明日から銀座三越店の展示に東京通いです。会場には開店から6時ごろまでいる予定です。

    2019銀座三越DM

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    サラサラの雪でとんがり帽子をかぶるシャクナゲ  No.4933 卵焼き器 小

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      とんがり綿帽子数日前、列島南岸を通過した低気圧で、ちょっとまとまった雪になりました。50cmぐらい積もることもありますが、今回はせいぜい15cm。春型の雪ですが、気温が低かったせいか、サラサラ雪で、綿帽子も頭がとんがっています。

       

      とんがり帽子をかぶっているのはシャクナゲ。寒さで葉が丸まって下向きに垂れているので、雪のとんがり具合と合っています。常緑で背丈もあまり高くならないシャクナゲは、庭に植える木としては人気があります。サクラやツツジのように、これでもかと咲き誇ることはなく、ウメやシャクナゲは控えめで穏やかな、渋好みの大人向きです。浅間連山の2,000mをこえるあたりに多く自生していますので、常緑広葉樹としてはよほど寒さには強い木なのでしょう。

       

      4933玉子焼き器2年ぶりに作った卵焼き器です。あれば売れるのに、いつも展示会前は鍋中心に作りますので、ついつい後回しになってしまいます。工程が多少複雑なので、間が空いて作業順序を忘れて、手間取ってしまいました。

       

      木の持ち手の道具は、空気の湿度で木が伸び縮みし、ガタつくことがあります。特に、デパートに1週間展示するうちに緩んでしまうことも。使って洗う際に、持ち手まで濡らすと伸びてしっかり止まります。熱が伝わって、木が焼けることを防止することにもなりますので、持ち手をしっかり濡らしてください。

       

      No.4933 卵焼き器 小  全長約34cm

       本体内のり縦19.1cm横12.6cm深さ3cm

       重さ864g         税込価格 ¥45,360 

       

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      春雨の朝、相合い傘の夢  No.4827 小舟鍋

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        ヤマブキ一重/八重

        昨日から降り出した雨が、今朝はかなり強く降っています。連休後半の初日はいきなり水を差された格好です。「春雨じゃ、濡れてまいろう」なんて、優雅な振り方ではありません。信州に移って40年を過ぎましたが、どこへ出かけるのも車。たまにバイクや自転車ということもありますが、「相合い傘」なんてすっかり忘れています。大きな隠れ蓑を二人ですっぽり被って身を隠し・・・なんて夢のまた夢。今日の花は殿様にお貸しする蓑のかわりに差し出す一枝のヤマブキ・・・何を朝っぱらから夢想しているんだとどやされそうです。相合い傘と言えば、小学校の塀にロウセキで落書きされていたものです。仲の良い男女を囃して傘マークの下に名前を書くのですが、書いてもらえない男の子が自分の名と密かに思う女の子の名前を自分で書いていたという説もあります。いかにもありそうな話。ヤマブキの枝を自分で切って、いかにも貰った風に持ち歩いていても、今じゃ誰も勘ぐってくれそうもありません。

         

        4827小舟鍋

        春は揺蕩う小舟で・・・というわけではありませんが、昨日の仕上げは「小舟鍋」。優雅な名前に負けないよう、なんとか優美な曲線で構成したい小さな道具です。春のおぼろ月夜に一人で新酒を味わう、なんてシチュエーションで使っていただければ最高ですが、あわただしい朝食でも、前日の残り物を温め直す昼ご飯でも、いかようにも使える一人鍋です。オーブントースターに入るサイズ。大振りの桜鯛の切り身を煮付けて、春の香り豊かな菜花やワカタケでも添えたらいかがでしょうか・・・なんて優雅な食事を夢想するだけで、ドタバタの日々を過ごしています。

        No.4827 小舟鍋  全長24.8cm 本体長22.6cm 幅14.7cm 全高7.7cm 

         本体最低高3.7cm 重さ546g  税込み価格 ¥43,200

         

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        初めての積雪の朝、孤独な訪問者の足跡 超大作??No.4776方形鍋

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          2017初雪の日の出昨日から小雪がちらほらと舞ってはいましたが、今朝は3時に起きると、まだもちろん真っ暗なのに玄関のガラス越しに見る外が白い。やややっ、降ったな!と開けてみると、積雪は約2cm。日の出まで3時間以上あるので、今日発送する予定の大鍋の荷造り。ごぞごそ雑用を片付けて暗いうちに朝飯。まだ誰も出ては来ないだろうと、不細工に重ね着してカメラを持ち、やっと明るくなった外へ。空は曇っているが、日の出はばっちり。町内のあちこちに日の出スポットはあるが、遠出をする気にもならない。車のタイヤもまだ交換していない。

           

          雪の朝の訪問者一足早くに孤独な訪問者があったようです。敷地の中から道路へと続く足跡は、犬の散歩ではない。歩幅はネコよりおおきい。多くの犬は足跡が2列になることが多く、これはキツネだろう。昼間も見かけることがあり、近所に住んでいるようです。子分かれの時期を過ぎて、そろそろ次の繁殖期を迎えているはずです。晩秋には多くの大型・中型ほ乳類の交尾期・繁殖期が始まります。

           

          一昨日仕上げた超大作? この大きさの方形鍋は初めてです。定尺の銅板(幅36.5cm)の幅いっぱいで丸く切り出して両手鍋に仕上げることはときどきありますが、この方形鍋は幅一杯の36.5cm四方の正方形から作る。丸い鍋より縁の部分だけ大きくなります。縁の部分は絞りこまないため、鎚ち絞りの工程では、同心円状に鎚っていくと、周辺部に近づくにしたがって絞ろうとする丸い部分と、絞られまいとする縁の部分が張り合って、鎚ちこむ鎚に力が要るし、支える左手にも力が入る。仕上がりはその拮抗する二つの部分が、独特の緊張感を表出し、疲れるがおもしろい仕事です。

          4776方形鍋

          No.4776 方形鍋 中心部の幅約33cm 丸い部分の口径30cm 角の高さ10.6cm 

          折り返し部分間での高さ5.9cm 折り返し部分までの容量約3.2L 重さ約2kg

          税込み価格 ¥118.800  (右下の小さなものは¥70,200)

           

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          続けてビロードモウズイカの変わり身を紹介 No.4767 小さなつる鍋

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            ビロードモウズイカ2態先週、ビロードモウズイカを紹介してから、はや1週間。やたら忙しい1週間で、肝心の作品完成が途絶えていました。今朝もいつも通り3時半頃起きだして、台風の様子を見ていましたが、風も雨も止まっていて、どこが超大型なのか、ひじょうに強い台風なのか? その後、駆け足で南関東を通り抜けて太平洋に出たらしい。明るくなってから風の吹き返しというのだろう、けっこう強い風で落葉や枝が飛んで、一時停電。停電すると家中でいくつもの電気製品をセットしなおさなければならない。ずっと雨降りで、道路の落葉がどろどろになった上に新鮮な落葉が重なり、車が滑る。しかし、この程度のことで強い台風の被害が収まれば、ぼやくほどの事でもないでしょう。

             

            左のアップは今年発芽した新しいビロードモウズイカでしょうか。霜にあたって色づいています。右は、公民館の建物と焼け石の石垣にはさまれた日だまりで、今も咲く様子。とても同じ種類には見えませんね。

            4767つる鍋 

            1週間ぶりの大物どころか、小さなつる鍋です。折り返し部分までの容量は1.1リットル。実用上は4カップまででしょう。片手鍋の4カップ用と同じサイズですが、ふっくらと大きく見えます。一人で湯豆腐やうどんすきとか、煮物なら2人前、味噌汁なら3杯分。和風な印象なのでラーメンには合いませんが、作るだけならOKでしょう。直接口をあてると火傷します。
             

            No.4767 つる鍋  外径18.2cm 内径16.7cm 本体高さ7.1cm 重さ700g

            税込み価格 ¥54,000

             

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            ピンクのカエデ、正体は実の色  つる鍋が似合う秋No.4765

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              カエデ種ピンク10月始めの低温から、このところ強い秋雨前線?が張り付いて雨が多い。秋雨らしいシトシト降りではなく、けっこう本格的な雨量。運動会や旅行、稲刈り、つけ物干の人は、空を見上げてやきもきしている事でしょう。仕事場のカエデを見上げると、上の方が赤くなってきているのに、下の枝はピンクに色づいている。近寄って見ると、びっしりぶら下がっている実(種)の色がピンク。もうすこし熟すと、くるくる回りながら落ちてくるのでしょう。プロペラ状と形容されますが、よく見ると2匹のメダカがキスしているようにも。

               

              秋が深まると、熱々の煮物や鍋料理が恋しくなります。野菜もそれに適したものが増えて、気温の低下とともに、体もカロリーを多めに要求するのでしょう。野生動物のように、人は冬眠や繁殖期にそなえて栄養を余分にとる必要はないので、うっかりするとカロリーオーバーに。紅葉を楽しんだり、山の栗を拾いながら歩く姿も、雨続きでしばらくお預けです。

               

              4765つる鍋

              銀座展でお買い上げいただいたつる鍋を、伊勢丹新宿店に備えて作りました。ふっくら感のある、鍋らしい姿。見るからに、秋・冬の道具ですね。両手鍋に較べると、片手で安全に持ち運びが出来ます。

              No.4765 つる鍋 外径20.7cm 内径19cm 本体高さ8.5cm 重さ1.05kg

              折り返し部分までの容量 約1.9リットル    税込み価格 ¥70,200 (木蓋付き)

               


               


              枯れ木に霜の花が咲く  たっぷりとしたつる鍋 No.4593

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                昨日は氷点下5度の朝。べったりと張り付くような霜ではなく、空気中の水蒸気が次々と、最初の霜の先端に凝結して、立体的に発達しています。枯れ木の先端で、霜の花が咲いているよう。朝日を受けて輝いていました。

                 

                寒さは一進一退ですが、すでの東京の厳冬期付近の温度ですから、下界の人の間隔では「寒い」と「猛烈に寒い」の間を行き来しているようなものでしょう。ほとんどの人が車で移動しますので、都会のように外套やコート姿は見かけません。高校生は粋がって短いスカートの上から、カラフルな大判タオルを巻いて、練り歩いています。温かいらしく、先日は中年女性もタオルを巻いて歩いていました。寒い中で痩せ我慢したとて、誰も誉めてくれないでしょうから、、、それぞれ好きな格好をしたらいいのでしょう。

                 

                昨夜のうちに報告する予定だったつる鍋の写真です。前回のつる鍋は作ってすぐに売れ、今月後半の銀座展に出品するものを作りました。以前は、食卓で鍋料理向きに浅めのつる鍋が多かったのですが、最近は両手鍋同様、深めのものに人気がありそうです。しかし世相や流行を反影するほど大量に作れるわけではなく、すぐに売れたからと言って多分偶然でしょう。両手鍋でも銅蓋タイプに較べると価格が安い木蓋タイプには、深めのものがあまりなかったからかもしれません。両手鍋銅蓋タイプのオーダーがかなりたまっていて、年明けから3ヶ月ぐらいは展示会の予定を入れられないかもしれません。このサイトを眺めて、お気に入りのものがありましたら、お問い合わせやオーダーのご相談をお寄せ下さい。

                 

                No.4593 つる鍋 木蓋 外径20cm 内径18.5cm 本体高さ8.7cm 全高20.7cm 

                重さ1.01kg 折り返し部分までの容量約1.9L  税込み価格 ¥70,200

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                霜は変なところが好き?  新宿展には間に合わなかった玉子焼き器 小No.4583

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                  枯れ葉に霜2かすかに残る落葉の色が、霜をまとって鮮やかに見えます。「霜が降りる」と言いますが、空から降ってくるのではなさそうです。空気中に水蒸気が気温の低下で過冷却状態(本来は凝結する温度なのに水蒸気のままでいる)になり、何かの刺激で氷に変化するのでしょう。葉に生える毛、葉の縁、葉脈など、のっぺりとした平面より異質感のある部分、変わったところに凝結しやすいようです。ガラス窓などでは、既に氷に変化した部分が刺激になって次々と凝結していくと、大胆な唐草模様に発達するのが見られます。そろそろそんな季節。一緒に身も心も凍り付かないように活発に動き回ると、代謝量が増えて、絶え間なくお腹がすく日々がやってきます。

                   

                  伊勢丹新宿店の展示会には間に合わなかった玉子焼き器を仕上げました。今回は小さい方のサイズ。こちらの方が良く売れますが、展示したときは当然、大きい方に存在感があります。小さいと言っても広い展示会場では小さく見えるだけで、卵3個前後、しっかりと厚手の銅板で重さも充分な手応えを感じるでしょう。コンロの近くに下げておくと油煙で汚れて、黒く炊きつく原因になりやすいため、今回は吊り金具をつけてありません。必要な場合は後からおつけします。

                  4583玉子焼き器小

                   

                  No.4583 玉子焼き器 小  本体長さ19.6cm 幅12.2cm 高さ3.4cm

                  持ち手全長15cm 重さ834g  税込み価格 ¥45,360

                   

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                  次の展示会DMに載せた舟形鍋を売ってしまい、急遽作りました。  No.4582

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                    ヤマハッカに霜霜の朝、まだ緑を保っているヤマハッカの頭が白くなっていました。おしゃれな人なら、アイスクリームに添えたり、洋菓子の飾りにしたり、楽しい利用方法があるのでしょうが、そういえばこの夏は一度もアイスクリームを食べなかったなと。仕事場での日々は、おしゃれとはまったく無縁。いかにもアーティスト風とか職人風に装うのが嫌で、正体不明のきたないオジンのままで仕事しています。自分のなりはともかく、多少は外界、自然の美しさは楽しもうと、カメラを持って周辺をうろうろしますが、派手な栽培植物には、性格でしょうが目が行きません。

                     

                    苔に霜まわりに花が少なくなると目立つのはキノコやコケ。露を含んで青々とした苔もいいのですが、霜が輝く苔はいかがでしょうか。花咲くことがなくても、しっかりと生きていますね。春には雪融けの下から現れる苔の緑。トナカイなら喜んで食べてしまうでしょうが。

                     

                    日曜日には伊勢丹相模原店に発送しなければならないので、最後の追い込みは足りないレギュラー作品を補充したいところ。にもかかわらず、今日は「舟形鍋」です。今年の5月に作ったものが新宿店で売れました。この半年間は展示会がなかったので、いわば初陣で討ち取られたようなものです。(例えとしてはおかしい)喜ぶべきことですが、次の展示会DMの宛名書きをしていて、DMの写真の使ったことに気づきました。

                    4582舟形鍋しまった、取り置きしておかなければならなかったのです。しかし、新宿店のDMにも載っていますので、出品しないわけにもいかないというおろかさ。レギュラーに作っているものなら、すぐ補充するところですが、一品ものはそっくりにできるとは限りません。多少、背の高さが高くなりましたが、まあ言われなければ気づかない程度でしょう。

                     

                    何を入れましょうか。オーブン料理でも直火でも、冷たいものでも、オードブルでも菓子でも、お気に召すままに・・・です。

                     

                    No.4582 舟形鍋  長さ32.5cm 幅14.8cm 高さ7.1cm

                    重さ579g   税込み価格 ¥45,360

                     

                     

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                    ふっくらと丸い感じのつる鍋 No.4566

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                      4566つる鍋

                      つる鍋を作るのは久しぶりの上に、今回はちょっと大きめ。ふっくらたっぷり、折り返し部分までの容量が約1.85L。実用上は8カップまででしょう。今の季節なら、新ジャガ一袋そのまま入りそうです。あまりにもシンプルすぎる料理。最近は深めの鍋が良く売れています。卓上で鍋料理なら浅めの方が使い易いのですが、深めのものは本格的な料理向き。台所で時間をかけて使う人が多いでしょうが、つる鍋は特にそのまま食卓に出しやすい道具です。ツルを倒せば横に出っ張る部分がないので、邪魔になりません。持ち運びは片手でできます。

                       

                      今夜はきれいな月が出ていますので、明日の朝はまた一段と冷え込むでしょう。今朝は5度。明日は霜が降りるかもしれません。

                      No.4566 つる鍋  外径20cm 内径18.5cm 本体高さ9cm 全重920g

                      税込み価格 ¥70,200   木蓋付き

                       

                       


                      続けて、持ち手のない鍋/久しぶりの方形鍋 No.4521 A square formed Copper pan.

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                        4521方形鍋
                        5日ぶりの新作です。形を整えるのに少し手間取ったことは確かですが、比較的大振りのものをまとめて5点分、銅板から切り出し、粗鎚ちにかかっていたこともあります。間で酒器などの小さなものを仕上げれば記事は連続するのですが、久しぶりの方形鍋に気合いを入れて集中していました。特に以前と変わった造りではないのですが、底から折り返し部にいたる曲線をいくらかゆったり(アールを大きく)しました。印象としては広がった感じになります。

                        優美さを見せる前の舟形鍋と同様、持ち手のないシンプルな形ですが、どちらかと言うと力強さを強調した曲線構成です。真上から見ると正方形で4本の直線が現れますが、それ以外の視点からはすべて曲線に見えるはずです。にもかかわらず、シャープな直線の印象。人の想像力や認識力の働きでしょう。人間の眼の方がカメラの平板な描写より動的な認識が出来るようです。

                        No.4521 方形鍋  1辺24.1cm 内径22.4cm 角の高さ8.7cm 折り返し部高さ6cm
                        重さ1.06kg  折り返し部までの容量約1.6L         税込み価格 ¥70,200

                         
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                        縄文土器とは逆の指向・・・No.4520 舟形鍋

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                          4520舟形鍋
                          ここ数ヶ月、考古学関連の本を何冊か読み、「こどもの日」にはいい齢して一人で縄文ミュージアムに出かけたりと、ちょっと旧石器文化、縄文文化にハマっていました。壮麗で力強い土器の表現に対抗心を燃やしながら、今回仕上げたのはまったく反対の指向。シンプルでスレンダーで、装飾性を削ぎ落したものです。底以外にはどこから見ても直線はなく、持ち手さえもなくしてしまいました。「粋な」とか「小粋な」感覚を目指したものですが、和英辞典で探しても「粋」という表現が英語では難しいようです。スマートと言うのもちょっと違いますね。

                          持ち手のかわりにあけた二つの穴、お箸2本を両側から差し込むと、案外安定して持ち上げられます。火にかけても、オーブンでも、冷たいものでもいいのですが、そんな機能性はあって当たり前。お客様はきっと形の好み一本で選ぶでしょう(他に取りえがないと言われそう)。回転体ではないため、どの角度から見ても連続的に変化する異なる曲線が作る動的バランス。やはり、狙いを言葉にしても虚しいだけで、作って見せるしかない。狙い通りに出来なければ、売れ残って不良在庫の山が出来る? 不良在庫の山に埋もれる悪夢を見ながら、在庫不足に追われています。売れないものを大胆に作れば、在庫不足は一気に解消。しばらく、その線で・・・???

                          No.4520 舟形鍋 長径32.5cm 短径14.7cm 高さ6.1cm/2.7cm 重さ571g
                          税込み価格 ¥45,360

                           
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                          クラッシックでモダン?なつる鍋で、何を炊きましょうか・・・No.4489

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                            4489つる鍋
                            No,4485 を作る時に、僅かに寸法が大きすぎて蓋と合わなかったものをつる鍋に。いかにもつる鍋らしい雰囲気に仕上がりました。囲炉裏にかかっていてもおかしくない古典的な感じですが、モダンな食卓でも古くさくない。二人で鍋を囲んだ後、うどんや雑炊で仕上げてもいいでしょう。牛肉の赤ワイン煮込みやチーズフォンデューも良し。「おふくろの味」派なら、肉じゃがでしょうか。一人おでん? オリーブオイルをたっぷりかけてカリカリに焼いたフランスパンに熱々のスープを・・・想像は限りなく広がっていきます。

                            つる鍋の良さは、片手鍋で持ち運べる事。少々揺れてこぼれても、手にかかる心配はありません・・・なんて、展示会場ではきわめて現実的なお話をしています。いい齢したオッサン(オジン?)が料理の話をしても、すぐに馬脚を現しそうですので、使用上の注意やら修理に話など、あまり食欲の湧かない説明に終始しています。中に料理を入れて展示するわけにもいきませんので、お客様に想像をたくましく働かせていただくしかありません。展示会場で、じっと長い時間眺めているお客様は手強い、きっと料理の手練れに違いないと、ちょっとビビります。さて、あなたなら何を炊くでしょうか?

                            No.4489 つる鍋  外径20.3cm 内径18.6cm 本体高さ7cm 重さ829g
                            折り返し線までの容量 1.45L  税込み価格 ¥61,560 (本体価格 ¥57,000)
                             
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                            かなり前の作品が現役復帰・・・No.1568 フォンデュー・セット An unique form fondue pot made with copper.

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                              1568フォンデュー・セット昨日は午後からプラスの温度に。一昨日の雪は、雨を含んだために重く、週末だったのが幸い。大勢の人が道に出ていました。大雪警報は空振りでしたが、しなの鉄道はなぜか土曜日の午前中運休していたようです。走らせて雪を蹴散らした、架線についた雪を落した方が良いように思いましたが、重い雪なので沿線の木や枝が折れたかもしれません。週末の警報は観光地では痛いところ。道路は空いていました。

                              かなり前に作ったフォンデュー・セットですが、長い間あるところに展示されていて、その後戻ってきました。デザインや技術の点は、まったく問題がありません。ツルの部分は現在、真鍮を使用していますが、これは銅製。真鍮に較べるといくらか強さが落ちますが、鍋本体は小さいので支障はありません。と、一応チェックし、錫引きと仕上げ磨きをやり直し、現役復帰です。昨日から、旧軽井沢ロータリーのDarkEyes にお目見え。独特のデザインをお楽しみ下さい。

                              チーズ・フォンデューを想定して作っています。鍋が揺れますので、オイル・フォンデューには向いていないかもしれません。ホームパーティーでチョコレートもいいでしょう。つる鍋本体は実用上4カップ程度の容量。お粥や雑炊、ちょっとした煮物を作って食卓に出しても、あったかい雰囲気が楽しめます。豆腐1丁分で作るマーボ豆腐なんて、似合いそうではありませんか? 寒い夜、熱々のご飯に好きなだけのせて、紹興酒を友に。

                              No.1568 フォンデュー・セット 鍋の外径約17cm 内径約15cm 高さ7.5cm 重さ673g
                              釣り台 直径約17cm 高さ約29cm 重さ671g
                              税込み価格 ¥86,400  (本体価格 ¥80,000) 固形燃料付き
                               
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                              七草がゆはいかがでしたか?・・・お粥をことこと炊くつる鍋 No.4473 A copper pan with a bow-handle.

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                                4473つる鍋

                                七草がゆを食べましたでしょうか。と尋ねながら、私は買い物に行く間も惜しんで制作中。いかに暖冬とはいえ、標高1000mの高原では、そこらに七草の一つも生えていません。本来は、スーパーでパックされた七草を買ってくるものではなく、冬至が過ぎて少しずつ強まる陽光を浴びながら、野や田の畦で摘むものでしょう。「君がため 春の野に出でて 若菜摘む・・・」百人一首を正月に興じることもなくなりました。七草がゆ自体は特別おいしいものではないので、新春の野に出ることからの一連の流れを楽しむ行事ですね。

                                展示会場で小振りの鍋を求められるお客様と話していると、思いのほか「お粥を炊きたい」という方が多くいらっしゃいます。木の持ち手の片手鍋でも良いのですが、ことことといくらか時間をかけて炊くことになりますので、出来れば持ち手は金属の方が良いでしょう。たっぷり目の水で炊き始めますので、大きさも余裕があった方が、うっかり焦がす心配が減ります。

                                今回はこれまでに作ったつる鍋半年前のものより、絞り込んで深く仕上げました。1〜3人用で、お椀とおたまと鍋を一度で食卓に運べるのが、つる鍋の利点です。食卓で熱々を少しずつよそいながらいただくのに最適な鍋になりました。浅いタイプが煮物や鍋料理向きなら、こちらは汁物、煮物向き。味噌汁5杯、おそばやうどん、私なら辛めの熱いマーボ豆腐を食卓に出して、丼飯にかけて・・・。和風のデザインですが、洋風にスープやフォンデューにもお勧めです。

                                No.4473 つる鍋 外径19cm 内径17.4cm 本体高さ7.9cm 全高19.5cm
                                重さ830g すりきり容量約1.5リットル
                                税込み価格 ¥61,560 (税別本体価格 ¥57,000)

                                 
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                                5年前に作った方形鍋 No.3644 A square form copper pot that I made 5 years ago.

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                                  3644方形鍋

                                  10年前からよく作った方形の鍋ですが、4〜5点の在庫がこのところ売れています。残り2点の一つ、5年前に作ったものを磨き直して、今日から始まる銀座 ギャラリー江 二人展に出品します。小振りのものですが、鍋料理、煮物。オーブン料理などの他、サラダや果物をいれても良いでしょう。


                                  先週、隣町の御代田 浅間縄文ミュージアムで、軽井沢の歴史愛好家グループ十数人とともに縄文土器をゆっくり見て来ました。学芸員で考古学研究者の堤 隆さんの解説と案内で2時間たっぷりという、豪華な企画でした。ミュージアム常設の多数の重文クラス縄文土器の他に、企画展「土器のデザイン」に集められた各地のデザイン性豊かな展示をも見ることが出来ました。その中心的展示品、縄文時代前期の下島式土器を見て、ドキッ! 私がもし有名人だったら、どこかのロゴデザインと同様、「パクリ疑惑」にさらされているでしょう。方形鍋のデザインは方形茶托のシリーズから発展したものです。所蔵する長野県立歴史館に行ったことはありませんが、下島式土器を写真でも見ていないと言う証明はしようがありません。この土器の上縁部の曲線だけではなく、側面部の放物線とも言える曲線を、私は好んで使います。円弧、球面は誰にでも馴染みがあり、円はコンパスがなくても紐の両端に小枝を結べば、地面に描くことができます。放物線や双曲線は円弧に較べると、意識して立体にうつさないと使われない曲線です。しかもバランスの難しい大胆な逆反りで使われています。「私ら爆発だけじゃないよ」と岡本太郎氏に語っているようですね。ウ〜ン やられた!。縄文の工人達、侮れない、まいったなあ! です。お近くの皆様、ぜひ私のご先祖、ルーツ、DNA?ライバル?をご覧下さい。

                                  No.3644 一辺約20cm 内径18.7cm 高さ8cm 最低高5.4cm 重さ728g
                                  税込み ¥51,840  税別本体価格 ¥48,000 


                                  企画展「土器のデザイン」 チラシをご紹介します。
                                  土器のデザイン
                                   

                                  久しぶりにつる鍋です。 Copper pan with Bow-handle.       今日から荻窪「銀花」の個展。これから会場にむかいます。

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                                    4376つる鍋

                                    今日から始まる東京・荻窪「銀花」個展にむけて、両手鍋を中心に作ってきました。気がついたら、つる鍋が何ヶ月も在庫切れ。両手鍋の方が売れますが、片手で持ち運びできる便利さと、形の楽しさがあって、それなりに人気があります。在庫がなくなっていると言うことは、好きなお客様がいるということ。せめて一つはと思って、個展初日に間に合うよう急遽仕上げました。ツルを倒すと食卓では邪魔にならないのも使いやすさです。

                                    汁物や二人までの鍋料理にむくサイズですが、肉じゃがや煮物をそのまま出せる良さがあります。卓上炉にのせてもいいでしょう。オーブンに入れると、料理の幅が広がりそうです。ご希望がありましたら、煮物用に木の落とし蓋もおまけでついてきます。

                                    No.4376 つる鍋  外径20.5cm 本体高さ7cm 全高19cm 重さ849g 折り返し部までの容量1.45L
                                    税別本体価格 ¥57,000


                                    2015.6.荻窪銀花
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                                    玉子焼き器に銅蓋をつける

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                                      玉子焼き器用銅蓋

                                      1年前に玉子焼き器を買って下さったお客様から、蓋が欲しいと言うお話がありました。大家族で、日々使っていただいている事が判ります。銅蓋付きの玉子焼き器は30年ほど前に、大阪のデパートで限定販売10個ほど作ったことがあり、昨年それを使い続けている方に偶然東京で会いました。世間は狭いのか、他には見られない変なものを作っているからなのか、週1回玉子焼きを作ったとしても、30年で1500個の玉子焼きができたことになりますね。毎日作れば・・・なんとなく楽しい想像です。

                                      長四角の平らな銅板をのせておけばいいように思えますが、平らなだけでは硬い銅板と言えども変形しやすく、歪んで隙間ができます。のせるだけでは滑り落ちそうで、足の上に落ちるとかなり痛そうです。ふくらみをもたせ、縁を折り返すことで、その点をクリアしました。簡単に蓋を持ち上げられないと火傷しそうですので、持ち手が必要になります。なにより、本体に似合う統一感のあるデザインは、料理作業を楽しくする重要な要素です。多少安く、中途半端なものを使うより、一生納得がいく道具になる方がいいに違いないと、勝手に思っています。

                                      玉子焼き器用 銅蓋  サイズや表面の鎚目により、¥10,000〜¥15,000

                                       
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                                      展示会で一番話題に上るのが玉子焼き器です・・・No.4339

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                                        4339玉子焼き器 小

                                        デパートのように人の流れが多い展示会場では、お客様から「銅の玉子焼き器」が一番話題になります。プロが使う道具として憧れている人、すでに使っている人、荷物を持っていても片手鍋で持ち上げられるので、わっ!重いという反応が返ってきます。今回のものは細身で、もちろんプロ用ではなく、少人数のご家庭用です。通常、もう一回り大きいものも作っています。プロ用には、海苔の幅に合わせるのですが、実際はこの小さめサイズが一番人気です。

                                        玉子2〜3個。朝、お弁当作りに良さそうですが、意外と男性客にも人気があります。休日、ちょっと日が陰ってくる頃、好みの味付けで玉子焼きを巻いて、食前に一杯の友とするのでしょうか。冷酒か常温か、日本酒が合いそうですが、水で割ってしばらく置いた焼酎も良さそうです。ビールなら、あまりギンギンに冷やさない方が、鋭敏な舌の感覚が保たれて、玉子焼きが美味しいでしょう。本場のオムレツを食べたことがありませんが、シンプルな卵料理共通の持ち味かもしれません。

                                        昨日12日、宇都宮市大谷の展示会場に行き、仕上げたばかりの玉子焼き器を、
                                        No.4340特大両手鍋とともに展示してきました。

                                        No.4339 玉子焼き器 小 本体長さ約20cm 幅約12cm 高さ3.4cm 持ち手全長14.5cm 重さ838g
                                        税別本体価格 ¥42,000


                                         
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                                        市販の両手鍋に銅蓋を作る・・・No.4302

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                                          4302銅蓋

                                          他にもいくつか銅鍋をお使いいただいているお客様から特別の依頼。揚げ物や煮物に使って来た市販の銅鍋に注ぎ口がつけられないか、銅蓋が出来ないかと言うお話でした。工場製の銅鍋では、製法や形が複雑だったり、素材が判らない事が多く、通常お断りするケースです。今回は展示会場に持ち込まれた両手鍋を見ると、シンプルな製法で、形も無理が無く、素材も純銅で充分な厚さがあり、加工が可能だと判断しました。

                                          鍛造で作られたものは鎚ちしめられて硬く丈夫ですが、加工するには焼きなます必要がある場合もあります。そのときは錫を一度剥がさなければならず、かなり大がかりな改造になりますので、市販品の元の価格を超えてしまいます。新しく作った方が容易でいいものが出来ます。この鍋は鎚目がついていますが、比較的柔らかく、そのままで鎚打ちだけで口を付ける事が出来ました。蓋は口径に会わせて、本体のカーブが上で開いていますので、通常よりふくらみを少し抑えて作りました。

                                          私が作る銅鍋はほとんどのケースで修理可能です。作る数が限られていることや価格面から、市販のものを購入される場合、工場製の銅製品は修理や加工が可能なケースがひじょうに限られていると思って下さい。また、量産品は比較的価格が低いので、修理費や加工費の方が高くなったりします。形の華美さや一見万能的な便利さとかにとらわれず、なるべく構造のシンプルなもの、素材のしっかりしたものを選んでいただけると、長く使えます。例えば、鍋の上縁を見て、切りっぱなしで厚みのあるものが良く、薄い地金に強度を持たせるために縁を曲げたり丸めたりしたものは避けた方がいいでしょう。全体の構造も一体のものが良く、つぎはぎで作られたものは壊れ易く、修理も困難です。ちょっと頑固で、取っ付きにくい印象のものが、実は長く使える道具だったりもします。

                                           
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