昨日から始まった伊勢丹新宿店展示会場 ドウダンツツジの紅葉2態
昨日始まった伊勢丹新宿店の展示会場。ゆったりとした空間、段差を活かした見やすい展示、動きやすい配置と、会場の構成は抜群です。外国人のお客様がとても多く、工芸専門のスタッフに加えて今年は英語、中国語対応のスタッフも充実。会場にいらしたらどうぞお声をおかけ下さい。初日の人気は片手鍋の深いタイプ。形と同時に握った時の持ち手の感触が好まれたようです。仕事場に一つだけ残してあった片手鍋を急遽追加する予定です。
今年は春から夏にかけてオーダー制作が集中し、展示会を行わなかったため、例年より出品数も種類も多くなっています。それでも、何が先に売れてしまうかは予測不能。実績から比較的お買い求めいただく数が多い両手鍋銅蓋タイプ、片手鍋黒檀手、それから価格的にも人気がある酒器と花入れの出品数が多くなっています。しかし、デパートの会場はいろいろな方々が見ていきます。独特のデザインの一品ものをご自身の感覚で選ぶ方や、日本とは異なる暮らしぶりに合う道具を求める外国人のお客様も多く、自由で多様な選び方に、作る方が触発されることも。
台風の風にも散ることのないドウダンツツジの紅葉ですが、あまりに強すぎる印象。生け垣として並んでいることが多く、一面の赤。カエデの紅葉は一本の木でも、赤、黄色、緑の染め分けが目立ち、変化の妙を楽しめますが、ドウダンツツジと来たら塀にペンキを塗ったように無表情な赤です。右側は、生け垣からは離れたところの単木。実をつけていたり、色の変化もあって、これならいいなと思ったもの・・・・と言っても、それは私の勝手な好みで、ドウダンツツジにとってはありがたくもないかもしれませんが、実をつけているところをみると、植物にとってもこの方が好ましいかもしれません。
JUGEMテーマ:アート・デザイン
- 2017.10.26 Thursday
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