春から冬に逆戻りのー10度  注ぎ口について酒器大No.4631,4632を例に

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    ノボロギクB3月昼間の陽射しが温める焼け石に石垣に生えるノボロギクが寒さに耐える様子を少し前に紹介しました。同じ株が今週は花や蕾を増やし、春を迎えています。動物の場合は気温の上昇だけではなく、日照時間が伸びることで春のスイッチが入ることが多いようですが、視神経がない植物はどうでしょうか。乾燥地帯なら降雨が成長のきっかけになることもあるでしょうが、日本の環境ではやはり気温にもっとも左右されると思われます。

     

    春の便りに注目していたら、今朝は氷点下10度。冬型の気圧配置に逆戻りです。温かい日で気が緩んだ身には多少きつい寒さですが、植物だって不用意に新芽を出したりすると、5月の霜害のようにもたげた頭をたたかれることがあるかもしれません。

     

    注ぎ口昨日の仕上げは酒器の大2点。注ぎ口をアップで写しました。焼き物の注ぎ口は壊れやすく、そのためにあまり薄く作ることができません。その結果、どうしてもきれいに水が切れず、回り込んでしまいやすくなります。その点、金属では注ぎ口先端部を薄く作れますので、水切りは問題なし・・・のはずですが、市販のやかんにはお行儀の悪いものが多いようです。薄くしても割れることはありませんが、ぶつけると変形しやすいことは避けられません。

     

    修理に戻ってくる片手鍋では、多くの場合注ぎ口の変形が見られます。錫引きなど、他の部分の修理も必要な場合は、送っていただいた方がいいのですが、注ぎ口の歪みだけの場合はご自分でも多少修正できます。まな板の上に片手鍋や酒器を裏返しに伏せて置き、利き手ではない方の手で本体を少し注ぎ口の方に傾けます。その状態で利き手にしゃもじを反対向けに持ち、しゃもじ柄の先端の平らな部分で歪んだ注ぎ口の先端部を裏側からまな板の押し付けると、案外簡単に修正できます。フライパンの注ぎ口もお試し下さい。ご自分でやれるか、他の部分の修理も必要かなど、判断がつかない場合は、写真を何枚か添付して、メールでご相談下さい。

     

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    銅パイプに鎚目をほどこす作業と道具 酒器成形の鎚と芯がね

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      酒器の鎚目このところ度々登場する酒器ですが、酢重鍋とともに新しく開店するレストランのオーダーです。まとまったオーダーでも、作るのは型でガチャポンとは行きませんので、特に旨味はありません。それでも、売るための営業時間がかからないことがありがたいと言えます。

       

      切った銅パイプに銀ロウを融かして流し、冷えてからきれいに酸で洗って成形にかかります。注ぎ口を除いて、2種類の鎚で表面に鎚目を鎚ち付けながら、同時に上下端は広げ、中心部は絞り込むように形を整えて行きます。上部の銀流しの部分はザラザラの鎚目。荒らし目と言っていますが、人によっては砂目とか、柄によっていろいろな呼び方があるようです。下部は縦長の鎚目。右の鉄棒は芯がねと言い、パイプに中に差し込んで、鎚でうつ打撃を受けとめる金床の一種です。これがないと、鎚つたびにボコっとへこんで形を成さなくなります。

       

      酒器の鎚左端の鎚で縦長の目をうちつけますが、この鎚は鍛金用の硬い鉄で、好みの角度や丸みを削り出して作ります。真ん中が銀の部分を鎚つ鎚。市販の比較的柔らかい金鎚の表面をデコボコに荒らしてあります。この場合はランダムに荒らしていますが、好みでいろいろな模様にすることが出来ます。道具としての機能性が問われるものが多く、私は柄や色にこだわるよりは形・姿の勝負と思っていますので、鎚目はシンプルに。荒らし目を施した後で、あまりザラザラ引っかかるようでは困るのと、銀の輝きを出すために、右端の鎚で軽く表面をならすように鎚ちます。この鎚は打面に傷があると、それがうたれる側の金属表面に転写されますので、たえずピカピカに磨いておくことが重要です。

       

      酒器鎚目終了鎚目と成形を同時に進めて、全体が鎚ち終った状態です。銀と銅の境目辺りでは、もとのパイプの直径より5mmほど細く絞り込み、上下端は5〜7mmほど広がるように鎚ってあります。ならし鎚ちはこれからの状態で、先に口を鎚ち広げます。よく見ると、右側のものは底の近くでいくらか急に広がっていますので、その前に修正する必要がありそうです。これも好みの領域ですが、上部は曲線的に広げて、銅の部分はどちらかと言うと直線的な広がりにしています。このあたりになると、そのときの気分次第で変わってきますが。

       

      底を作ってから錫引きですが、覗き込みながら細長いパイプ状の内部にむらなく錫を融かして流すのは、あまり楽しい作業ではありません。はっきり言うと嫌な仕事ですが、底と本体を漏れなくしっかりと固定するためには、もちろんメッキで仕上げるわけにはいきません。

       

      鎚目についてざっと書いてみました。柔らかいアルミのペン皿や板に、簡単な鏨(たがね)で絵柄や名前を彫る作業を中学校で習った人もいるでしょう。鎚目は鏨を使わす直接鎚でうつため、同時に成形も行います。プロとしての微妙なコントロールや緻密さは要求されますが、やっている動作は単調な繰り返しです。
       

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      お正月の凧揚げ 酢重鍋の修復

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        凧揚げAお正月の写真です。年寄りぶって、最近の子どもはお正月らしい遊びをしないで、ゲームばかりしている、などと言うつもりはありません。公園では都会から来たらしい親子連れがかなり見られました。児童館や保育園では、独楽回しやカルタ取りをおしえています。物忘れの進んだ年寄りでは、百人一首で小学生に負けてがっくりということもありそうです。

         

        今年のお正月は穏やかな天候で風も弱く、凧揚げは苦労していたようです。寒い中を走れば体も温まります。寒の入り以降は冬本番の寒さと積雪。この3日間は氷点下12度前後。昨日から日本海側は大雪のようですが、冬型の気圧配置では内陸の軽井沢は手前の山脈で雪を落して、ひたすら寒風がふくだけになります。雪がないと土ぼこりが舞って、喉をやられる人が増えますが、現在の積雪15cm、雪は融けるのではなく蒸発(昇華)していきます。

         

        酢重鍋修理

        昨日は、酢重鍋の修理。酢重レストランが開店した初期のもので、20年近く毎日何回転もご飯を炊いてきた鍋です。当時は「酢重」の銘を持ち手の下に遠慮がちに入れています。現在は両手の間、大きさは同じですが正面に堂々と刻んでいます。本体も蓋も何度か落したらしく歪んで蓋が合わない状態でしたが、空焚きによる焼き鈍りはなく、ざっと鎚って形を整え・・・・このような場合いちばんやっかいなの錫引きです。最後にピカピカに磨き上げて修復終了。レストラン酢重のカウンターに復帰です

         

         

         

         

         

         

         

         

         

         


        銅器に銘を刻む 鏨とおたふく槌

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          鏨とおたふく槌

          戦後の一時期、民芸運動を中心に工芸制作の一部では「無名性」ということが言われました。貴族社会で使われる工芸品と違い、一般庶民が日常使う道具は「名もない職人」によって作られてきたことから、現代の作り手も名前を売り出して価格を上げて、生活から遊離した「作品」になることを戒める意味だったと思います。しかし、その民芸運動を展開していたのは「有名作家」「有名評論家」でありながら、一般の職人に無名性を説くと言う矛盾も感じられました。周囲を見れば、余程のまがい物、クレームから逃げたい粗雑な製造物でない限り、量産品には製造元、ロゴが入っています。銘を入れたことで特別高く売れる、なんてことになってもいないのに、銘を入れるかどうか悩んでも仕方ありません。そして今日に到るまで幸か不幸か、その悩みに苛まされることはありませんでした。

           

          酢重/銘上の写真で扇状に並べてあるのは鏨(たがね)と呼ぶ道具。先端があまりノミほどは鋭くない両刃で、細い線を刻む「毛彫り鏨」と呼ばれるものです。左の三つは鏨用の鉄棒を好きな形状に研いで作ります。右の二つは切り鏨で、ここでは直線の彫りに使っています。鏨を鎚つ頭の短い槌は「おたふく槌」とよんでいますが、さて若い人にその語源がイメージできるでしょうか。

           

          右の写真は酢重鍋の銘入れ。これはレストランのお客様にも見えるように少し大きめで、一字が14mm四方。あまりひどい失敗をすると、それまでの何日間もの仕事がフイになりますので、小さな作業ですがかなり緊張します。サインペンで下書きして、切り鏨で細くなぞり、鈍角の毛彫り鏨で肉付けします。

           

          通常の銅器や銅鍋にはシンプルに「寺山」とだけ、5mm四方ぐらいの字で刻みます。こちらは何千回もやってきた作業ですので、下書きもなしでトントンと。目立たせることもなく、さりとて隠すものでもなく、さらっとどこかに刻まれています。

          寺山/銘

           

           

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          銅蓋につく真鍮のつまみ/工程と形について  The brass knob of copper pot lid / About the shape and the production process.

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            蓋つまみ

            鍋の銅蓋のてっぺんにつく「つまみ」。市販品の場合、家庭用では木やプラスティックで作られていることが多く、業務用では蓋の素材と同じことが多いようです。私も以前は銅で作っていましたが、持ち手を銅から真鍮に変えた頃から、つまみも合わせて真鍮にしました。無垢の丸棒から造りますが、真鍮は銅より硬く、加熱状態でも鎚ち延ばすのに時間がかかります。冷えた状態で鎚つ鍋本体と違い、熱いうちに鎚つためヤットコで掴んで作業しますので、あまり細やかな仕上がりにはなりません。もちろん、際限なく時間をかけられるのであれば、「芸術的つまみ」を作れるでしょうが、つまみのために価格をウン?万円高くするわけにもいきません。もっとも、いくらかかってもいいから「芸術的つまみ」を作ってほしいと言われたら、ハタと考え込んでしまいそうです。

             

            写真右は素材となる真鍮の丸棒、その右は鎚ち延ばして丸くし継ぎ目を銀ロウで溶接した状態、さらに右端の芯金(鉄の丸棒)で形を整えてから表面を鎚って鎚目をほどこし取り付け穴をあけた状態です。写真左、右の工程で仕上げたつまみを蓋に中心に銅のリペットで取付て、隙間に錫を流します。リペットだけではツマミが回転しますし、隙間に入った水が錆のもとになりますので、錫を融かして流すのですが、市販のものではこの工程を行っているものを見たことがありません。

             

            真鍮は銅ほど熱伝導が良くなさそうですが、それでも直接手で持つと火傷します。鍋つかみやタオルで持ち上げやすい形状にしないと危険です。この円形の形は、一種のトレードマークでもありますが、急いで蓋を開ける時には菜箸でもおたまの柄でも通して持ち上げられます。これは意外に便利。収納するにはちょっと邪魔ですが、しまい込む暇がないぐらい使い込んでいただければと思っています。

             

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            落とし蓋の説明をつけることにしました。 How to use the small wood lid in deep inside of the pot.

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              2016.11.13.枯れ葉に霜この数日、暖かいと言っても早朝は氷点下。枯れて落ちた樹々の葉も、霜をまとって朝日に輝くと、がぜん美しくなります。

               

              いつものことですが、展示会の会期が始まってお客様が手にとって見始めると、あれがたりない、これも足りないと気づいて、ああもっと作ればよかったのにと反省が始まります。毎日10数時間の労働が続くブラック自営業ですので、反省したとて以後ポコポコと作品を増やせることはありません。しかも、展示会直前は出品一覧表やプライスカード、荷造りなどの事務・雑用が重なります。もう何年も前から、会場でお客様に見てもらえる動画を作りたいと思いながら、今年もまだかないません。かわりに、作品の種類ごとに葉書サイズの説明を添えていますが、伊勢丹新宿店の展示で痛感したのは、せめて英語の説明があったら良かったということ。中国語版もあればと思いますが、私の力ではとても及びません。自動翻訳という手もありますが、翻訳の間違いもチェックできないのでは不安が残ります。と言ってビビっていてもしかたないので、来年はチャレンジしてみましょう。

               

              鍋そのものについてはなんとか英語でも説明を試みてきましたが、意外な落とし穴はオマケにつけた「落とし蓋」。落とし蓋で煮炊きするのは日本独特の調理法なのかもしれません。購入された外国のお客様が帰宅して鍋を取り出して気づき、木蓋のサイズが小さすぎるから交換してほしいというメールの連絡が続けてありました。両手鍋の追作オーダーされたお客様には、新しく「木落とし蓋 The small wood lid 」の説明文を鍋に添えて送りました。怪しげな英語ですので、間違いがあればご指摘をいただけるとありがたいです。日本人でも若い世代は、洋食や炒め物が多いので、落とし蓋の良さを知らないかもしれませんね。

              落とし蓋/説明ハガキ

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              新しい電動工具

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                新しい道具

                 

                左上の真新しい電動工具。卓上丸鋸に金工・木工兼用刃をつけて、既に試運転済みです。真鍮無垢棒が何本も束にしたままで、サクサクっと切れます。水平・垂直方向に斜め切りも、幅広の板も切れる予定。さて、どれぐらい出番があることやら。作業時間の7割ぐらいは鎚でたたいているので、時間的には切る作業はせいぜい数%。能率アップより、きれいで自在な切断が狙いです。これまで、木工は右上のジグソーを主に使って来ました。35年になるベテラン工具です。

                 

                左下は電動切断機。これも30年は使っています。直径の大きな銅パイプも切れるので、出番は減りますがこれからも使うでしょう。切りくずが粉末状で飛び散るのが難ですが、無骨な割に切断面はきれいです。右下の二つは手動。上はパイプカッターで、丸い小さな刃とローラーの間にパイプをはさんで、右のハンドルでじわじわ締め付けながら、カッターを回すと刃が食い込んでパイプが切れます。パイプ切断面の内側に押されて出来るバリが問題です。その下のヤットコ風の道具は、丸棒状の金属を切るカッター。梃子の原理を2回使っているので、弱い力で楽に切れます。どちらも手動で力をどのように一点に集中させるのか、ユニークな構造の道具です。

                 

                さて、新しい卓上丸鋸。十徳ナイフのような多機能より、道具はシンプルで単機能が好みなので、ちょっと異質な新工具です。価格は3万5千円ほど。それでも、カメラやパソコン周辺の道具類を除くと、最高価格。ふだん、如何に原始的な道具ばかり使っている事か、想像がつくと思います。

                 

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                両手鍋の粗鎚ちと仕上げ鎚ち

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                  両手鍋途中

                  しばらく新作の紹介が途絶えています。その間、オーダーの溜まってい両手鍋に一斉に取りかかっていました。写真の他にも数点同時に開始ですが、進行の具合はばらばらです。前列左側は木蓋を乗せるタイプ。右側は酢重レストランで使う大きな深い鍋です。左上は炊飯型の中ぶり。仕上げ鎚ちが終ってこれから蓋にかかります。

                  炊飯型は本体に段差を作るために、仕上げ鎚ちに時間がかかります。写真にある他の鍋全部を銅板からあらかた成形するまでの時間と同じぐらい、一つの仕上げにかかります。その工程で描く微妙な曲面が勝負どころです。そこまでの粗鎚ちは機械でも出来ますし、一年ぐらいの経験でも手鎚ちで出来るでしょう。その工程に時間がかかるのであれば、外注したり人を雇ったりということも考えられますが、実際はそれほど時間がかかりません(と言っても2〜3時間でざっと成形できるのは余程小さな片手鍋ぐらいですが)。緻密な丁寧さと形に対する感覚が要求される仕上げ鎚ちを任せられる人を育てるには、5年以上かかると思われます。しかも、仕上げの要求水準が自分の中で高まる程、その水準を満たすためにかかる時間が長くなります。腕が上がるほど時間がかかるようになると言うと解りにくいのですが、品質が良くなるほど時間がかかるというと、納得していただけます。どうも、そのあたりがこの仕事の限界というか、いい仕事をする人がいなくなって、絶滅危惧職と自嘲する原因のようです。
                   
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                  真鍮の丸棒を熱しながら、鍋の持ち手を作る

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                    日の出冬至の頃に撮った日の出。一番手前のボロ屋根が作業場です。暖かい朝でしたので、霜も降りていませんが、今朝はマイナス10度。寒波様のお越しです。世間はすっかり年末モードで、スーパーの売り場配置も正月用品がのさばっています。セットのお節料理を予約する人もいれば、5日も前から手料理で準備する人もいるのでしょう。年末年始もなく仕事が続きそうですが、観光地軽井沢には、休暇を楽しむ人々のために、自分の休暇は後回しという人がたくさんいます。昔ほどではありませんが、田舎に残った長男の家は、都会に出た兄弟家族の帰省で大忙しがしということもあります。そんな地域では、自分たちの新年を旧正月に変更しても良さそうです。1月末の展示会が終了してから、私も新年をゆっくり楽しみたいと思います。

                    持ち手を作る鍋本体を鎚ち終ってから、細かい仕事が続きます。最初に真鍮の丸棒から持ち手を作るのですが、鍋の側面のカーブに合わせなければなりません。最初の頃は持ち手も銅で作っていました。雰囲気はいいのですが、強度を持たせるために太めの丸棒を使用しますので、その分重くなります。真鍮にかえたことで、少し軽くし上がり、印象も明るくなりました。

                    真鍮は銅より硬く、伸ばしたり曲げたりするのに、何度も加熱して鎚たなければなりません。鍋本体は焼き鈍した後に冷えてから手で持って鎚ち絞りますが、持ち手は熱いうちに鎚って成形します。ヤットコでくわえなけ
                    真鍮持ち手ればなりません。右上の写真中央は西洋金床(アンビル)と呼ばれる鉄の塊で、馬の蹄鉄を整形するのに向いた形をしています。No.4467両手鍋の持ち手を作っている途中の状態で、黄色い棒が持ち手の素材。弓なりに湾曲させたものは持ち手になり、その間にある中央と両側を広げたものが蓋のつまみになります。鍋に合わせながらあらかた成形したあと、よく焼き鈍して、酸で洗い、冷えた状態で手で持って仕上げます。
                     
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                    銅鍋の重さについて  The weight of Copper pans.

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                      4382フライパン左

                      もう、すっかり定着しました「左手用フライパン」です。レギュラーに作っているものの中では一番軽い方です。あまり直径が小さくなると、ガス台の上で安定しませんが、フライパンは浅く広いので、もう一サイズ小さいものもいいかもしれません。逆に、大きくなると重くなりますので、敬遠される事もあります。フライパンは重心から離れたところで持ちますので、両手鍋に較べると重く感じます。重心の真上を持つ「つる鍋」は、片手で持つにもかかわらず、軽く感じます。

                      重さは、本体部分の厚さと持ち手の形状で決まります。銅板の厚さは、本体が大きいものほど厚くします。丈夫さと熱の伝わりをむらなくという理由からですが、多少薄くしても火加減に注意して使っていただければ、、おおきな問題はないでしょう。汁物、煮物、炒め物では、やはり高温になる調理ほど、厚い銅板が適しています。厚さを薄くし、持ち手を細くすることで、2〜3割軽くする事はできます。オーダーされる時にご相談いただければ、検討しながら制作します。しかし、はじめて展示会場で持ってみて、「わっ!重い」と感じても、何回か使ううちに手がその重さを覚えて、慣れてしまいます。煮込み用の両手鍋などは、中身の方が本体より重くなりますので、本体を軽くしても、使用感があまり変わらないこともあります。

                      重さだけでなく、直径と深さ、持ち手の形状など、オーダーされる際にお気軽にご相談下さい。出来るだけ使いやすく作りたいと思います。

                      No.4382 フライパン 直径17.9cm 本体部分高さ4.2cm 持ち手長さ15.5cm 重さ477g
                      税別本体価格 ¥38,000

                       
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