夜が明ければ雪景色 No.4639,4640酒器 小

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    ムシトリナデシコ夜明け前の気温は氷点下2度で、昨日の−6度に較べると温かい。夜が明けて、外を見ると雪景色。またかという感じですが、日曜日ですので、都会から車で来る方はご用心。列島南岸を低気圧が通過中ということでしょう。風もなく、静かに降っていますが、手気圧が東に進むと北西風が吹いて寒くなるでしょう。

     

    昨日のうちに撮った写真を二つ。どちらも南向きの石垣(例によって浅間山の焼け石)に生える植物です。左のものはたぶんムシトリナデシコ? ピンク?紫?の渋い色に変色して冬を越したのでしょうか。あるいは、3月になってから出た葉かもしれません。いや、ロゼット状の形からは、冬越しした可能性も。厳しい寒さを和らげる多孔質で黒い火山岩とフカフカしたコケに守られているようです。

     

    ツルマサキ右は同じ石垣を被うように枝を伸ばしたツルマサキ。今年の新芽が出ています。やはり赤く変色した葉が見えます。紅葉と言うと秋のものと思いがちですが、植物はどうやら状況に応じて、意外に自由に色を変えられるようです。もちろんイカやカメレオンのように素早く変身することはないでしょうが、いつも図鑑のとおりの色をしていると思ったら間違えます。一度赤くなった葉が、また緑に戻るのだろうか。根気よく観察しなければ判りませんが、そこまで熱心ではありません。そのうち、もう一度見てみようとは思います。4639,4640酒器小

     

     

     

    昨日の仕上げはまたまた酒器の小2点。No.4639と4640です。

     

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    冬越しの食べ物 木の実と干物  No.4638酢重鍋大

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      雪融け模様春の雪ははかなく消えてしまいますが、その前にと思ってカメラを向けると意外な模様が。単純に融けるとは限らず、抵抗の跡が見られます。まだまだ早朝の気温は氷点下5ど前後。クマは5月頃まで冬眠。メスグマ何も食べずに子どもに授乳中でしょう。地中で越冬する動物は、アリでもネズミでも冬眠しない場合は貯蔵した食料に頼るか、雪の下で餌探し。冬眠もせず、巣穴に引き蘢ることもない動物は冬でも餌を求めて活動しなければなりません。餌の多い時期に子育てする場合は、餌の少ないうちから繁殖の準備もあって、けっこう忙しく過ごすことになります。

       

      ヤマガラ4 保存性の良い木の実や草の実、雑穀類は旧石器・縄文の頃から冬の食料として貯えられていたでしょうが、当時は動物タンパクの方が多かったようです。氷河期と重なる旧石器時代なら、とらえた獲物の肉はテントのような住居の中では寒さで保存が利いたかもしれません。干したり燻したりもしたでしょう。

       

      一転して今よりずっと温暖な気候に変わる縄文時代はどうしていたのでしょうか。家を建てて定住するようになった縄文人は、生活圏のまわりで自給自足の暮しをしていたと思いがちです。三内丸山遺跡に限らず、多くの貝塚からは驚くほどの貝殻が出てきます。もちろん他の獣や魚の骨も。戦争の形跡もなく、小さな集落で静かに暮らしていたというイメージがありますが、3万年ほどの時間をかけてアフリカ大陸から移動し、海を渡って日本列島にやってきた人類です。活発な移動能力がなかったはずはありません。

      ホタルイカ

       

      石器の材料や装飾品の素材が長距離に流通したことを見ると、一人の人間が端から端まで行商して歩いたのではなく、地域間の活発な交易が存在したと考える方が自然です。牛や馬がいない時代で、運搬には舟が使われたのでしょう。石器や装飾品素材との交換物資は何だったのか。信州には大量の黒曜石を産出する場所があって、その周辺には多くの集落が形成されていました。内陸で、クリやドングリや雑穀類のお粥に、塩味の聞いた干し貝や海藻を煮込んだら、いい出汁も出てきっと美味しく感じたでしょう。あまりに大量の貝殻が出土するため、海辺の貝塚は集落のゴミ捨て場でなく、干し貝や干物などの海産物生産加工場の跡だったと考える人もいます。

       

      兵庫の方からホタルイカの干したものをいただきました。スーパーには茹でたホタルイカが並んでいますし、たまには生も。干したものは軽くあぶって・・美味しいものです。縄文時代ならもう少し塩を効かせて保存性を高めたでしょう。軽く、かさばらず、交易品としては最高。信州の縄文人も黒曜石と交換して、こんな珍味を楽しんでいたかもしれません。

       

      昨日は久しぶりに大物を仕上げ。No.4638 酢重鍋の大です。

      4638酢重鍋大

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      春分の日に虫が出てきた と思ったらまた雪です

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        アリが出た日20日は温かく、石垣をクロオオアリが走り回っていました(写真下の方)。下手な写真と笑われそうですが、いっときもじっとせずに忙しく動く小さなアリが相手ではこんなものです。近くの芝生に巣穴があって、何匹ものアリが入り口をふさいでいた土を運び出していました。冬ごもり終了とともに、偵察のアリが飛び出して様子を見ていたのでしょう。まだ餌を運んでいるアリはいませんでした。

         

        フクジュソウの虫やっと開いたフクジュソウには小さなハチかアブがやってきています。春分の日は虫が出てくる日となりました。暦の二十四節気で、虫が出る日と言われる啓蟄。今年は3月5日だそうです。軽井沢では15日遅れですが、実感としてはひと月遅れで虫達の春到来。この冬は、特別に寒い時期がなかったわりには、だらだら半端な寒さが続いた気がします。フクジュソウは花の形が壊れているものが多く、勢いも弱いようです。虫達が出た翌日の21日は、一日中雪で、夕方には積雪5cm。昨日22日は暖かく、日なたではほとんど融けて、ヤマガラが数羽来訪です。

         

        ヤマガラ3鳥達の春は、気温よりも日照時間に影響されると言われていますが、今年はあまりさえずりを聞きません。スズメは群れで移動していて、繁殖期が始まっているようには見えず、ヤマガラも静かに餌探し。石垣の間のコケを突っついていて巣材探しかなと思いましたが、コケを運ぶ様子はありません。まずは食欲優先で、鳥達の春本番はもうすこし後になりそうです。

         

        大鍋に取りかかっているため、この数日は仕事の仕上がりはなし。合間合間に酒器の銀流しを施していますが、まだまだ一回できれいに銀を被せられず、繰り返しの作業が続きます。気分的にも春は足踏みです。

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        独特の立体的バランス感覚を感じる地域特産の焼町土器  ロウバイとフクジュソウ

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          焼町土器

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

           

          先日、お話と展示案内をお願いした浅間縄文ミュージアム発行の「焼町土器の葉書」です。販売品ですが、入館者にはおまけに1枚選べます。

           

          子どもの頃、畑で拾う土器のかけらについていた模様を見ながら、「勝坂式」だろうかとか「加曽利式」だろうかと、違いも分布も解らないまま名前のおもしろさで想像していました。今でもさほど理解が深まったわけではなく、縄文土器の様式が見分けられません。60年近く前、この「焼町土器」という名前はまだなかったような気がします。東信から群馬県にかけて分布するため、当時住んでいた武蔵野の南端では馴染みがなかったのかもしれません。

           

          こんな大胆なデザインで日常の道具を創作したのはどんな人々だったのでしょう。現在より気候は温暖だったとはいえ、現在の私と同じ地域に住んでいた人達です。地域集団の宗教的アイデンティティーを表現したものでしょうか。一定範囲で移動する職人集団の伝承的デザインでしょうか。比較的平等な社会とはいえ、物流交易が活発に行われる地域範囲は自然に形成されるでしょうし、ゆるいなりにも集団統合の構造があるのは自然に思えます。物流と言えば、石器の材料となる黒曜石や装飾品とされた翡翠や貝殻などは、土器様式の分布範囲を越えて、広く交易があったようです。

           

          こうしてズラッと並んでいると、共通する立体的バランス感覚を感じます。写真のものは御代田町出土でかなり地域で作られたもののようですが、焼町土器全体は100kmほどの範囲に分布するのでしょうか。点在する集落ごとに採集狩猟生活の中で作られたにしては、抽象化された感覚の共通性が強く思われます。アイヌ文様とか唐草文用、市松文様など、平面的デザインは比較的容易にコピーされて広い範囲で共通化されそうですが、立体のバランス感覚が様式として確立するには、かなりの数を作って修得する必要がありそうです。銅鍋では、単純な寸胴型、円筒形の鍋なら誰が作っても立体的バランスはそれほど違いがないでしょうが、横から見て曲線で構成される立体になると、作る人によってバランス感覚は強く違いが出てきます。

           

          ロウバイ近所の石垣に生えるロウバイがやっと咲き始めました。すでに色あせた花がありますので、数日前から咲いていたのでしょう。赤く艶やかな蕾に、春の陽射しを浴びた生命力を感じます。花開いた結果よりも、そこに向けて躍動するエネルギーこそが命の実体なのでしょう。

           

          フクジュソウ蕾フクジュソウも開花寸前。スタンバイOKから一気にはじけて動き出す気配に満ちています。今朝は氷点下3度。暖かい都会の人に撮っては真冬の気温ですが、こちらではもう薄い花びらがホイっと跳ね飛ばせるさほどの寒さです。

           

           

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          冬を越したヒメオドリコソウ  No.4636.4637酒器小

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            ヒメオドリコソウ3月浅間山の焼け石の石垣の隙間。冬を越した小さな株に小さなピンクの花が数輪ついています。茎のどこからが今年になって伸びたものでしょうか。下部の葉は明らかに去年のものです。花がついている辺りの葉に較べると、さすがに疲れた色で、役目を終えてこれから枯れ落ちるのかもしれません。若い葉の先端が尖って三角形になっていますが、古い葉は鈍頭で全体はハート形です。春の暖かさでもう一度若葉のように復活することはないでしょう。道端や畦に生えそろって一斉に花開くヒメオドリコソウとはまったく違う、小さな空間の中で変化して行く命の豊かな表情を楽しませてもらいました。

             

            コケ3月岩の隙間の小さな生態系のコケではなく、右はオープンスペースですが日陰の土を被うコケ。地表を被うことで、ある程度は環境をコントロールすることが出来るのだろう。環境の日変化や季節変化を和らげて、自分にも都合良く、たまたまそこに落ちた他の植物の種子にとっても都合よく環境を維持するのがコケですね。進化の過程では下等とされる生物が維持する環境なしには、高等とされる生き物が棲息できないおもしろさ。奢るなかれ!ですね。

             

            4636,4637酒器小今日の仕上げは酒器の小2点、No.4636、4637。置き方を変えて写真を撮っても、あまり変わり映えしませんが、底に彫った名前が見えます。

             

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            樹霜が輝く3月中旬の朝、花見で一杯の春間近。

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              3月中旬の樹霜まだまだ氷点下の朝が続いていますが、雪が降ったり、林が霜で輝いたり、日だまりの春に冬が抗っている季節。3月なかばですので、暖かい地方ではもうサクラの咲く頃。軽井沢には少ないのですが、周囲のスギ林では開花が進んでいるのいでしょう、白いマスクの花盛りです。

               

              昨日は出先で、お彼岸の入りだという話題。彼岸の宗教的意味はともかく、これからは昼間の方が夜より長くなって、季節が変わると言うことでしょう。中日は春分の日。昼と夜の長さが同じになると思っている人が多いかもしれません。日の出から日没までを昼間とすると、日の出は水平線に太陽がわずかでも見えた時点、日没は太陽が水平線の下に完全に隠れた時点。春分の日は太陽1個分、昼間が長いようです。山から太陽が出て、山に沈む海のない信州では、まだまだ昼間の方が短く感じられます。

               

              4634,35,酒器大先週末は膨大な数の小さな紙切れに書かれた小さな数字と、パソコン画面に打ち込む数字の羅列に明け暮れました。うんざりするような作業の結果は、「所得」と「税額」というたった二つの数字だけです。一年間の長い?(短くもある)仕事の最終的評価は、この二つの数字に集約されることに。50年間仕事を続けて、100の数字を残す。私の人生、なんなのよ?と言いたくなりますが、5000個の鍋が出来て、そのうちどれぐらいが今も働いているでしょうか。100の数字よりも、そちらの方が気がかりです。

               

              頭を切り替えて、いつもの作業に戻って最初の仕上げは酒器の大を2点。No.4634と4635です。もうじき「花見で一杯」の春です。
               

               


              焼け石の隙間はなかば隔絶された生態系。アフリカンアートで思うこと。

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                綿雪/イチイ、コケ

                先週の綿雪。同じような色彩に撮れていますが、左はイチイ。常緑の針葉樹なのに、なぜ葉が茶色に変わっているのか、暖かくなると緑に戻るのだろうか。右は一抱えもある浅間山の焼け石(火山岩)にびっしり生えた数種類の苔にのる雪です。下の土から水や養分が補給されない岩の上は、一つの独立した生態系に近い小宇宙を構成する。大海原の孤島のようだが、もちろんガラパゴス的進化が見られるほどには隔絶されてはいない。

                 

                焼け石の日だまり

                焼け石を積んだ石垣の隙間となると、小さな生態系の独立度はさらに高くなりそうです。たぶん、最初に地衣類やコケ類が有機的環境をつくり出し、そこへいわゆる高等植物が侵入するのだろう。遺伝子的変化まではいかないまでも、限られた環境に適応するように、かなりの形態的変化が見られます。小さな自然の箱庭ですが、伝統的な盆栽や近年都会で流行のコケ玉も、そんな小宇宙を楽しむ心でしょう。

                 

                イヌナズナとノボロギク先週の記事で雪がのったイヌナズナに「たぶん」とつけていましたが、翌日確かめると、イヌナズナの下に小さなノボロギクも咲いていました。先々週まではノボロギクだけでしたので、イヌナズナはこの1週間の間に伸びて、開花したようです。周囲の土の上で見つけたイヌナズナ数株に較べると、3倍以上の成長を見せています。

                 

                日曜日は隣町の浅間縄文ミュージアムへ、アフリカンアートの展示と講演会に出かけました。このところ、仕事の他に、年に一度の自営業最大の嫌な作業で引き蘢り、町内から外に出たのは久しぶり。なかなか、迫力のある展示品で、多くは政治的、社会的、あるいは日常の行事で使われたものです。踊りと仮面は、現代では祭りや芸能の空間で使われるものですが、祭りも芸能も本来はもっと濃密に社会構造に組み込まれていて、鑑賞するだけのものではなかったのでしょう。表現には多くの意味を含み、社会や生活を律する力があったのは、古来の日本でも同じ。生きていることの仕組みから切り離されて、鑑賞物や土産物になった現代、さらに触りだけを切り取った映像で流すテレビ文化。演ずる者と鑑賞する者が異なる空間に分かれてしまいました。世界が広がったように見えながら、もの、ひと、ことの関わりが希薄になった現代に、表現者はどう抵抗できるのでしょうか。我田引水ではありますが、お客様が鑑賞する側から表現する側に、幻を追いかけて自由自在に移ることが出来るのが、ささやかながら暮しの道具造りでありたいと願っています。今日も小雪が舞う朝です。
                 

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                明日3/12 14:00~ 講演会「美を創る心」 浅間縄文ミュージアム展示「アフリカンアートと縄文 造形美の根源」

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                  浅間縄文M/アフリカンアート

                  アフリカンアートに初めて接したのは30年以上前になるでしょうか、大阪の国立民族学博物館の展示でした。造形美の奥にある心性。音と形が共鳴し合うような、きっと現地ではそれに踊りが加わって、混然と心に響いているのではないかと。造形という仕事は、使う人の機能的要求を越える満足感や楽しさ、あるいはそれ以上の鋭い問いかけに近い何かを具現していることがあります。明日は、久しぶりにアフリカンアートと再会です。

                   

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                  綿毛のような雪が舞う  No.4633 酢重鍋小

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                    170311雪早朝は二日続けて氷点下5度前後。一昨日は−10度。午前中、ふと外を見ると、風はさほど強くないのに吹雪いている。軽くはないが、大きく綿毛のような雪である。雪の一粒が1cm以上で空隙が多く、地面に落ちても向こう側が透けて見え、じきに融けて消える雪。雪の種類を並べて歌う演歌があったが、さてなんと言う名前の雪だろうか。淡雪? 綿雪?・・

                     

                    イヌナズナと雪

                    黄色い花の上にのった雪は、まるで植物の種の綿毛のようです。何度か紹介したノボロギクの花と綿毛の種の写真に良く似ています。今回の黄色い花はたぶんイヌナズナ。吹雪の中であまりにも小さな株の雪を払って調べる気にならず、いい加減な話ですがそうならば、オオイヌノフグリに続いて二つ目の国産「春告げ花」になります。一時間ほど吹雪いていましたが、あまりにも淡い雪で融けるのも早く、午後は上天気。気温も+5度近くまで上がりましたが、日没とともにまた冷え込んで、夜の10時でー5度に逆戻りです。

                     

                    今日の仕上げは酢重鍋の小を1点。並行して大を二つ鎚ち絞りながら、酒器の銀流しも合間に。仕上げにかかると同時に、次の下ごしらえを進めておかないと、段取りの悪い作業進行になってしまいます。と言っても、あまりあちこちに手をつけると、いつまでも仕上がらず、ブログの記事が途絶えます。一日で仕上がるもの、二日かかるもの、4日がかりのものなど、いろいろ取り混ぜるといいのですが、今月は酢重鍋と酒器ばかりで終りそうです。その上に、朝4時から6時までの貴重な読書タイムが、このところ確定申告の計算にとられて、むなしい日々をおくっています。

                    4633酢重鍋小

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                    春から冬に逆戻りのー10度  注ぎ口について酒器大No.4631,4632を例に

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                      ノボロギクB3月昼間の陽射しが温める焼け石に石垣に生えるノボロギクが寒さに耐える様子を少し前に紹介しました。同じ株が今週は花や蕾を増やし、春を迎えています。動物の場合は気温の上昇だけではなく、日照時間が伸びることで春のスイッチが入ることが多いようですが、視神経がない植物はどうでしょうか。乾燥地帯なら降雨が成長のきっかけになることもあるでしょうが、日本の環境ではやはり気温にもっとも左右されると思われます。

                       

                      春の便りに注目していたら、今朝は氷点下10度。冬型の気圧配置に逆戻りです。温かい日で気が緩んだ身には多少きつい寒さですが、植物だって不用意に新芽を出したりすると、5月の霜害のようにもたげた頭をたたかれることがあるかもしれません。

                       

                      注ぎ口昨日の仕上げは酒器の大2点。注ぎ口をアップで写しました。焼き物の注ぎ口は壊れやすく、そのためにあまり薄く作ることができません。その結果、どうしてもきれいに水が切れず、回り込んでしまいやすくなります。その点、金属では注ぎ口先端部を薄く作れますので、水切りは問題なし・・・のはずですが、市販のやかんにはお行儀の悪いものが多いようです。薄くしても割れることはありませんが、ぶつけると変形しやすいことは避けられません。

                       

                      修理に戻ってくる片手鍋では、多くの場合注ぎ口の変形が見られます。錫引きなど、他の部分の修理も必要な場合は、送っていただいた方がいいのですが、注ぎ口の歪みだけの場合はご自分でも多少修正できます。まな板の上に片手鍋や酒器を裏返しに伏せて置き、利き手ではない方の手で本体を少し注ぎ口の方に傾けます。その状態で利き手にしゃもじを反対向けに持ち、しゃもじ柄の先端の平らな部分で歪んだ注ぎ口の先端部を裏側からまな板の押し付けると、案外簡単に修正できます。フライパンの注ぎ口もお試し下さい。ご自分でやれるか、他の部分の修理も必要かなど、判断がつかない場合は、写真を何枚か添付して、メールでご相談下さい。

                       

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