体の美しい動物 されど地味〜な我ら 勝負球No.4837 長円形両手鍋

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    カエデに毛虫上等な和菓子のような彩り。柔らかく美味しそうなカエデの若葉に先客が。どんな蝶?蛾?の育つのだろうか。毛虫のうちからなかなか美しい。毛虫と聞いただけで身震いする人にはごめんなさい。動物の中まで美しい彩りといえば、昆虫と鳥、魚が際立っています。は虫類もきれいな体のものがいます。貝殻や珊瑚にも美しいものがありますが、はたして動物の体と言ってよいものか、疑問です。この毛虫、もっとアップで撮りたかったのですが、それを掲載すると、二度とこのブログを開かない人がいそうなので、やめておきました。

     

    こうしてみると、我らほ乳類は地味ですね。特に人間を含む類人猿の仲間ときたら愛想なし。しかたないので、異性を引きつけるために、頭のてっぺんから足の先まで、様々な動植物や鉱物でつくった服や飾りを、とっかえひっかえまとっています。その形や色が自分の個性だと勘違いしている。進化の過程で雄も雌も同じ地味な色になったということは、中身で勝負する生き物の道を歩んだということのはずです。知力や体力、技術力を磨いて、異性に選ばれる努力をする生き物になったということでしょう。毛虫や鳥の真似しなくてもいいはずなんですが・・・まあ少しぐらいなら、好みに合う装飾を楽しむのも、いいのかもしれません。一度きりの人生、できることなら納得のいく選択をしたいものですね。

     

    4837

    納得のいく選択の前に、納得のいく生産物がなければ、つまらない妥協をすることになります。どうあがいても、価格の点で妥協しないわけにはいかないことが多いのですが、好みのデザインや求める機能は意識しておかないと、ブランドや見栄に流されます。これは、買って使う側の問題で、作って売る側としての私は、ブランド力も肩書きもなく、否でも応でもデザインと機能で勝負するしかありません。今回の両手鍋、その意味では多少勝負球を投げてみた感じはあります。

     

    No.4837長円形両手鍋 全体長径40.6cm 本体長径33.4cm 本体短径28cm

     内部長径29.4cm 内部短径25.3cm 全高9cm 本体最低高6.8cm 重さ1.59kg

     折り返し部までの容量約 2.9リットル   税込み価格 ¥135,000

     

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    佐々木卓也 展 2018.6.9〜27 旧軽井沢ロータリー 酢重ギャラリー

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      恒例となっています酢重ギャラリーの「佐々木卓也 展」。今年はどんな新作が見られるでしょうか。

       

      絵画といえば、オークションで何億円で落札されたなどの話題を聞きますが、もちろんそんな絵を手に入れることはありません。入場料を払ってほんのいっとき、その世界に触れ感動することもあるでしょう。しかし、そのインパクトが自身のうちに定着して、何かの変化をうながすことがどれだけあるだろうか。

       

      古来、日本の絵画は襖や屏風、巻物や冊子、はては扇子に描かれ、西洋絵画に較べると近距離で見る、あるいは手に取って見るものが多い。今や美術館やコレクターの垂涎の的である浮世絵にいたっては、江戸時代、庶民が寝っころがって楽しんでいたもの。美に対して、そんな自由でおおらかな距離感を取り戻したい気がします。

      佐々木卓也展2018

       

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      ひと月以上、次々と同じ顔が現れるルピナス  23年前のやかんをクリーニング

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        ルピナス花種

        なんとなくボケた写真ですが、左は数週間前、右は現在のルピナスの花。30〜50cmに達する花穂は下から順序よく咲き、先端部はどんどん伸びながら、蕾がふくらみ、次第に色づいて来ます。ある時期一斉に花開くのであれば、同じ環境条件のもとですから、同じ顔つきになるのは解る気がしますが、(同じ条件下であっても個性的な顔の方がのぞましい)、一ヶ月以上にわたって、変化する環境に動ずることもなく、最後まで同じ顔をして咲き続けるというのは、よほど強固な遺伝子を持っているのだろうか。生まれる前から20年後に同じ制服を着て整列行進することが運命付けられているようで、私のようなずぼらな人間には堪え難いものを感じます。それでも最後の方はさすがにくたびれ間延びして、種を実らせ役目が終わった感が漂ってはいます。

         

        先に咲いたものから順序よく実になり、種を散らしてどんどん増えます。日本名「昇り藤」と言われるルピナスですが、藤に較べると圧倒的にたくさんの種をつけ、このような半日陰地でも、荒れた砂礫地でもスクスクッと立ち上がり、葉を広げて周囲を圧倒して行くのです。

        1741やかん修理/福田

        23年前、結婚する二人に知人が贈ったやかんの修理。つるに記念の年月と名前を彫ってあります。2度目の修理ですが、今回は空焚きによる水漏れはなく、クリーニングのみの修理です。とはいえ、黒く焼き着いた汚れをとるのは、形が複雑なだけに鍋よりも大仕事。中には水しか入れないやかんが黒く汚れるのは、ガス台の上や横に置いたまま、隣で調理中の鍋から汚れや油煙が飛んで付着し、次に火にかけた際、それが焼き付いてしまうからでしょう。置く場所に気をつけて、表面が汚れている時は、火にかける前に洗い落としておくと、きれいに保てます。

         

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        クサノオウの鮮やかな緑と黄色  16年間使い込まれた特大両手鍋の修理

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          クサノオウ2018クサノオウが元気です。路傍に咲き、食べられるわけでもなく、花瓶に生けられることもない花ですが、若々しい緑の葉と鮮やかな黄色い花、多数のおしべ。組み合わせとしては、ヤマブキと同じですが、花びらは色あせる前に散るので、こちらの方が鮮やかな印象です。

           

          去年の同じ時期に「毒にも薬にもなるクサノオウ」という記事を書きましたが、薬として使ったことはありません。もちろん、毒としても未使用。切り口から出る汁は毒性があるので、摘んだこともなく、だから本当にその汁に触れるとただれるかどうか、知識として知っているだけです。その程度の知識がいい加減である例として、「ヘビイチゴは毒」というのがあります。名前のせいでしょうか。子どもの頃から口に入れてみたことはあって、ちっとも美味しくないことはわかっていましたが、毒というのは濡れ衣のようです。正式な漢方では干した全草を解熱や咳止めに使うようですが、民間薬としては実を焼酎に漬けて虫さされなどのかゆみ止めに。「毒にはならないが薬になる」ヘビイチゴの色も、鮮やかな緑の葉と黄色い花です。

           

          栗林/両手鍋修理2569

          さて、昨日は外径30cm特大の両手鍋修理。2002年販売の記録があり、16年間使い込まれて、ひと月前クリーニングと錫引きに戻っていました。空焚きや大きな痛みはなく、丁寧に使われていますが、さすがに年月を経て外側にこびりついた汚れは頑固です。内部の汚れはそれほどではありませんが、良く油に馴染んでいる状態で、残った錫を完全に取り除いてから新たに錫引きする方が、錫ののりが良さそうです。ということで、錫引き以前の徹底したクリーニングと下ごしらえが作業の7割。ほぼ新品同様の状態に再生しました。

           

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          意外な美しさ、ハコベの仲間とサラサドウダン No.4836 片手鍋 深形4カップ用

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            ハコベ?路傍に咲く小さな花ですが、いい感じ。これが高山の岩場であれば、きっと人気がでるでしょう。よく見ると少しずつちがうのですが、私にはどれもハコベの仲間としか言えず、正確な名前すらわかりません。子どもの頃、飼っていた鶏に与えた記憶はありますが、それがどんな形態だったのか、もっと緑の葉が大きく広がり、全体に青々と柔らかそうだったような気がします。ざっくりまとめて、天ぷらで食べたような思いでもありますが、味の記憶は定かではありません。

             

            サラサドウダン/アップ地味ですが深い味わいのある花をもう一つ。こちらは食い気とは無縁な、おだやかな佇まいの花、サラサドウダンという名も、私のような力仕事のがさつ者には、落ち着いた年上の女性の姿を眺める感じ・・・などと、すでにこちらがしっかり年とってしまいましたので、さらに年上の女性?・・・でも、いくつになってもこの感じが漂うひともいることでしょう。

             

            4836片手鍋深4

            ぼんやりとした夢の世界はここまで。昨日の仕上げはお馴染みの片手鍋深形4カップ用です。少し前に1点あった在庫が買われて、その補充です。今回は少し深めの印象に仕上がりました。写真で見ると、明らかに深さより口径の方が大きいのですが、実物をちらっと見た印象では、それが同じぐらいに感じます。

            No.4836 片手鍋 深形4カップ用 直径13.3cm 本体高さ9.1cm 持ち手全長13.3cm 

             重さ700g すり切り容量約1.25リットル  税込み価格 ¥48,600

             

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            気長なアカマツの繁殖  左手用の小さなフライパン No.4835

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              伸び盛り梅雨前線が一気に北上するかもと思いましたが、この週末から数日間は大陸からの高気圧に覆われて晴れそうです。2週間ぐらい前には、積まれた岩の隙間からのびる鮮やかな新緑だったシダも、今はもう硬く開いてしまいました。今年はコゴミを食べることもなく、春の山菜とは無縁なまま。野生の動植物を、なんでも食べられるかどうかという眼で見ていたのは、まだ食欲盛んな若い頃のことで、、今も制御しなければまた暴走するかもしれませんが、医者に叱られ、体重計を睨んで、食べる楽しみよりは体を動かすことに転換しています。

               

              松ぼっくりと花ありがたいことに年齢とともにスギ花粉症は軽減していますが、それが免疫力の低下を意味するなら、気をつけなければならないことでもあります。相変わらず、「バカは風邪引かない」と言われるとおり、周囲の多くがマスクしている季節も、風邪とは無縁。インフルエンザの予防注射というのも、これまで未経験です。最後に注射を受けたのはいつだったか忘れるほど注射とは無縁ですが、痛風体質のために2ヶ月に一度、血液検査を受けています。私にとって、注射器とは体に何か入れる道具ではなく、体から血を吸い取る道具。

               

              スギの花粉が飛ぶ季節は終わりましたが、アカマツは花盛り。アカマツの花粉症はスギほど多くはないようですが、身近にあるのでつらい人もいるでしょう。ずらっと並んだ雄花の先に赤紫の雌花。根元には去年の実がまだ未熟なまま残り、さらに一昨年の実はすでに開き、種を落として、松ぼっくりとなっています。けっこう、気の長い繁殖行動です。

               

              4835フライパン左手用

              久しぶりの在庫追加。小さなフライパンで、左手用。左手でフライパンを持ちながら、菜箸やへらを右手で操作できますので、右利きの人にも扱い易い道具です。朝昼晩夜食と出番が多く、料理修行の第一歩として、子どもにベーコンエッグやホットケーキに挑戦させても良いでしょう。

               

              No.4835 フライパン 小 左手持ち 直径17.6cm 本体高さ3.9cm 持ち手長16cm

               重さ460g   税込み価格 ¥41,040

               

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              6月3日(日) 浅間縄文ミュージアム講演会「火山としての浅間山」

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                900年前の大噴火で流れ下った追分火砕流の上で仕事をしている私にとって、浅間山の危険性は常に頭のどこか、とげのような存在です。その場所は、火口から7kmで、途中に遮る山がない。追分火砕流程度の噴火が1,000年に一度起きるとするなら、そこに10年いれば遭遇する確率は100分の1。無視できるリスクではない。2万年余り前に起きた山体崩壊の災害規模は桁違いに大きいが、遭遇する確率は一桁か二桁低い。リスクの大きさは、起きる確率と被害の大きさを乗じて考えなければならないだろう。その二つをまずは知ることですね。

                6月3日火山としての浅間山

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                アヤメの花の微妙な違いの原因は環境?遺伝子?  No.4834 両手鍋 丸縁銅蓋

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                  アヤメ/アップ作業場の横にあるアヤメが、隣の公民館のアヤメから2週間遅れで咲き始めました。日当りがいくらか悪いせいでしょうか。かなり濃い色で、青と紫の中間。この系統の色は写真にするとかなり変わってしまうことがあります。通常、花の写真はせいぜいコントラストと明るさを調整するぐらいで、色のバランスには手をつけませんが、青系の花はなるべく実物に近い色合いにすることがあります。かなり赤を強くしましたが、実物はもっと紫に近い色です。

                  アヤメ公民館

                   

                  青系の花で色の変化が激しいものにアジサイがあります。ピンクから空色まで場所によって違ったり、同じ花が咲き始めと終わり頃では変化したりもします。アジサイの場合は土壌の酸性度によって変化するのではないかと思いますが、アヤメではどうでしょうか。

                  右の写真は公民館のアヤメです。「アヤメ」の名のもとになったあや模様、垂れ下がった花びらの根元の柄が白く広がり、明らかに作業場のあや模様とは異なります。遺伝形質がことなる別系統の株だということで、必ずしも栄養や日当りのせいではないようです。このような、自然の変異を見つけて、園芸家は品種改良に利用するのでしょう。

                   

                  4834両手鍋丸縁銅蓋

                  昨日の仕上げは小振りの両手鍋 丸縁銅蓋タイプ。「一人鍋」とよんでいる大きさですが、折り返し部分までの容量は1リットル以上あります。外国暮らしの方からのオーダー制作で、来月には海を渡って・・・実際は空を飛んで、ですが。なんでも「大は小をかねる」というものではなさそうです。手頃な大きさの道具は使い易いばかりではなく、使う楽しさや愛着が湧くという点では、優れています。出番が多く、「価格対使用頻度」の点でも高い評価が出来そうです。

                  No.4834 両手鍋 丸縁銅蓋 外径20.3cm 内径18.2cm 本体高さ6cm

                   全高約14.5cm 全重1.15kg  税込み価格 ¥78,800

                   

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                  「土の中ならでてきたよ」 浅間縄文ミュージアム企画展  〜8月31日

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                    ユニークで楽しい企画を連発する浅間縄文ミュージアムの展示です。これほど豊かな精神を表現してきた私たちの先祖。土を少しずつ丁寧に掘り起こすジミ〜な作業から、再び日のあたる空間へと舞い戻った表現の数々。暮らしと心を見直すきっかけになりそうです。

                     

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                    クロヤマアリ?キイロスズメバチ?女王  銅とステンレス二重構造のフライパン修理

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                      アリとハチの女王

                      数日前の蒸し暑い日、新しい女王蜂が一斉に婚姻旅行?に飛び立ったようです。気がついた時には、地上に戻って、すでに翅を落とした後でした。これから小さな巣穴を掘って、働き蟻を育てるのでしょう。一生に一度の交尾でたくさんの子どもを産む。効率が良いというべきか、気の毒というべきか。たぶん、クロヤマアリだと思いますが、クロオオアリかもしれません。このあたりで見る働き蟻は小振りで、兵隊蟻を見かけたことがありません。

                       

                      右は、たぶんキイロスズメバチの女王。1匹だけで冬眠し、春になるとやはり単独で小さな巣を作り、働き蜂を育てます。これから大仕事をひかえて、無駄な攻撃はしてこないだろうと、至近距離で撮影しました。肉食性の蜂で、刺さない限り害がない・・・それだけで充分有害ともいえますが、作業場に入って来たものは捕虫網で捕まえて外に。ムラサキケマンあまり何度も入ってくると、たまには殺すこともありますが。いつの間にか、軒下や壁・天井の中に大きな巣が出来ていることもあります。

                       

                      近所の畑の外に咲いていたムラサキケマン。紫華鬘と書いたら、なんだか平安時代頃の坊さんかお経のような気がします。よく見ると、紫色にも変化があり、花の形もおもしろい。葉もきれいで、雑草扱いにするのは惜しい。同じ形で黄色い花は、キケマン。まわり中いくらでも花がある季節でなければ、けっこう珍重されるだろうにと・・・しかし、人知れず美しく咲いているのもよしとしましょう。

                       

                      フライパン修理/石井様

                      修理を終えて、昨日発送した特大フライパン。フランス製で直径30cm以上。地金も厚く2.5kgちかい重量です。これほどの豪快な道具も、デパートの展示会に出品してみたい気がします。日本の一般家庭で受け入れてもらえるでしょうか。

                      依頼主も私も、銅地金に錫引きとばかり思い込んでいましたが、汚れを少し落としてみると、内側はステンレスを薄く圧着させた二重構造。そのタイプの修理はしたことがないので、慎重にクリーニング。通常使う希硫酸はやめて、クレンザーと灯油でゆっくり汚れ落とし。細かい真鍮ブラシで磨き上げて、修理終了。世界は広い! いろいろな製法のいろいろな道具が使われています。

                       

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