コナラの変化3様  No.4902 かんつけ

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    コナラ3様

    紅葉といえばカエデが一番注目され、このあたりではウルシやトウダン、最後に山が黄色くなるカラマツなどが代表的です。どこにでもあるドングリ(コナラ)やクリは鑑賞の対象にはなりません。クリの葉は茶色く枯れて落ちるだけですが、コナラは鮮やかに紅葉するものがあります。作業場から半径5m以内で見られる小さなコナラの木3本。それぞれ色の変化が異なります。他の木の葉と違い、コナラでは一枚の葉で部分的に色が変わるようです。太い葉脈付近はまだ緑を残しているうちに、周縁部が赤くなっています。カエデは一つの木で、幹に近いところや低い枝は変色が遅れます。前に紹介したドウダンツツジはその点、のっぺらぼうに全体が同じ色調で変化します。やがて、全部落ちる葉ですが、その行程はさまざまです。

     

    4902かんつけ

    次の展示会準備中に急なオーダーの飛び込みで、出来れば二つ作りたかったのですが、展示会に間に合わせる予定のものが仕上がらないため、一つだけに絞って作ったかんつけです。前後左右いろいろな角度で撮りましたが、裏からの写真がありません。のっぺりしているだけですが、焼き物の場合は多くの人が裏返して見ます。銅器では高台もありませんし、銘も裏には入れてありません。でも、お手にとった方はきっと裏返してみるでしょう。

    No.4902 かんつけ 全長22.5cm 本体長20cm 幅12cm 全高14.2cm

     本体高8.5cm 重さ539g 最適量2合   税込み価格 ¥75,600

     

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    21日〜27日 伊勢丹新宿店で展示販売いたします。

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      昨年よりひと月遅く、秋たけなわの東京新宿伊勢丹で展示いたします。今回の紹介文は、

       「熱伝導の良い銅を素材に、食の楽しさを求めて一つ一つ手打ちで形作られた銅鍋。

        温かい食事が恋しい季節にふさわしい道具です。」

      鍋料理や温かい煮物・汁物に向く両手鍋を中心の各種・各サイズ取り揃えて出品したいと思っています。

       

      2018伊勢丹新宿DM

       

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      小さな紅葉 ツタウルシとニシキギ  No.4901 長円両手鍋

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        ツタウルシ/ニシキギ 11月3日は晴れの特異日といわれますが、その前後は確かに好天が続きました。晴れれば朝は冷え込む事が多いのですが、今週後半はさえない天気。今朝もかなり降っています。写真は昨日の雨に濡れる小さな紅葉。右は、隣の生け垣。五葉松の間から立ち上がるニシキギの赤い葉ですが、そのどぎつい色はあまり好みではありません。おもしろいのは、茎に翼がついている事。ニシキギにとって、

        何の役に立つのでしょうか。

         左は、ブロック塀を這い上るツタウルシ。小さすぎて、離れたところからでは見えそうもありませんが、O.ヘンリーの短編「The last leafe 最後の一葉」を思い出します。中学だったか高校だったか、読まされた記憶があります。O.ヘンリーの短編集は、いかにも万人受けするもので、学校でとりあげるには無難な内容です。私には、ヒューマニズムよりもコミュニケーションの不足を感じたのですが、半世紀以上前の当時、まだ日本社会はニューヨークより温かい会話が通っていたのかもしれません。現在の都会暮らし、田舎暮らしもそうかもしれませんが、コミュニケーション不足を痛感します。
         

        先月の展示会以来、公私ともに雑用雑事がたまっていて、その上に次の展示のために大きなものに取り組んでいたため、仕上がりの紹介が途切れていました。酒器を作っていれば毎日でも記事になるのですが。次の、伊勢丹新宿店 展示まで10日。今日ご紹介しますのは、前のNo.4900 より一回り小振りですが、縁がない分、容量は同じで価格の安い長円鍋です。

        4901長円両手鍋

        No.4901 長円両手鍋  全長34.2cm 本体長31.6cm 幅26.5cm 全高10.4cm

         本体最低高5.4cm 重さ1.40kg すりきり容量約2.5リットル  

        税込み価格 ¥91,800

         

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        氷点下2度に下がり、夏の花も終わりです。  No.4900 長円縁両手鍋 丸

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          アサガオ20181029数日つづいた氷点下の冷え込みで、小さくなって耐えていたアサガオも終わり。こぼれ種から生えたもので、夏の間も栄養不足のためか、花は小さかった。厚遇されている他所のアサガオは大きな花を咲かせたまま終わりを迎えているでしょうが、どんどん小さくなって最後に到るのもなんだか好ましく思えます。もちろん、アサガオに意思があれば、余計なお世話、肥料ぐらいケチるなと言われそうです。

           

          ドウダン2018日々、色が濃くなるドウダンツツジですが、アサガオのような変化の妙を感じない。わずかに、種の存在が、無機質な印象を和らげています。多くが低い生け垣として植えられていますので、目の高さになる事はほとんどありません。これが、カエデのように空を覆うほどであったなら、気が狂いそうです。サラサドウダンは5mほどの高さになりますが、紅葉はおとなしく、特に今年はぱっとしません。

           

          4900長円縁両手鍋丸銀座の展示も終わって、今月下旬の伊勢丹新宿店展示にむけて制作始動。まずは大物を仕上げておこうと、長円縁両手鍋です。折り返し部分までの容量は2.5リットル。たっぷりの鍋料理にむいていますが、洋食のメインディッシュとしても存在感があるでしょう。熱々のオーブン料理に応用できそうです。丸い木蓋(付属)が合わせられます。

          No4900 長円縁両手鍋 丸  全長36.3cm 本体長30cm 幅29.2cm 内部径27cm

           全高4.8cm 重さ1.45kg   税込み価格 ¥113,400

           

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          月がわりの夜は氷点下2度の冷え込み  修理に戻って来た銅蓋付きの片手鍋2点

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            銀座のギャラリー江 二人展も終わり、今日から11月。10月から11月に移る最後の夜は、氷点下2度。霜月の始めにふさわしい寒い夜でした。紅葉もどんどん進んでいます。いつもなら、最後に色が変わるカラマツの林が、今年はカエデの紅葉と競うように黄変。夜明けの陽光を受けていい感じです。

             

            手前は、仕事場のある大日向地区の教会。併設されていた保育園ともども、中国から引き上げて浅間山麓の荒野に開拓農家として移住して来た人々の、支えとなった教会です。今はすでに宗教活動は町内の他に移り、保育園も閉鎖していますが、何か他の活動に利用する計画もあるようです。

             

            ギャラリー江での展示はすでに20年。だいぶ前にお買い上げいただいたお客様から、修理に依頼も会期中に入ってきます。今回は偶然、同じような片手鍋2点。浅い片手鍋には通常、銅蓋はつけないのですが、お客様のご希望で2点とも蓋付き。

             

            左の方は口を両方に付けた、4カップ用。右は右手持ちの3カップ用です。左は強い空焚きで、全体が柔らかくなるほど焼き鈍り、本体の打直しが必要な状態。もちろん、強いコクタンの手も焼けて落ちています。

             

            右の方は軽症。長年の使用で持ち手の基部だけがこげてはずれてしまいました。錫引きは無事なので、クリーニングと持ち手を新調します。

             

            打直しが必要な場合は、現在の価格の3割程度。クリーニングだけなら1割。持ち手は、形によりますが、3,000〜3,500円です。

             

            愛用していた道具が、壊れてしまう失敗はなかなかショッキングで、がっかりして捨ててしまう方も多いのですが、よく使う愛着のあるものであれば、修理をお考え下さい。気が引けて・・・と言われることもありますが、作った者としては修理しても使い続けたいと思っていただくのは嬉しい事です。どうぞ、お気軽にご相談下さい。

             

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            銀座 ギャラリー江 二人展 最終日です  寒さとともに活躍する鍋 イチョウ越しに見る朝の月

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              4893両手鍋A

              今朝は未明に最低気温が3度を切り、朝から強い風が吹いています。低気圧にともなう寒冷前線の通過で、木枯らしと言っても良いかもしれません。銀座 ギャラリー江 二人展は今日が最終日。今回の展示会の目玉商品、DMにも掲載した両手鍋がまだ残っています。寒さに向かう季節、温かい鍋料理にぴったりの鍋です。

               

              両手鍋と言えば、熱がこもってこぼれにくい上部を絞り込んだ形が多かったのですが、最近は具を入れやすい広がった形もいいなと思っています。しかし、持ち手がなければ、ただの洗面器みたいで、何か変化を付けたいところ。長円形のフォルムと斜めのカットにしてあります。長円形といえども、丸い蓋が出来る構造。

               

              4893両手鍋B今月初旬、急な事情で孫達の食事を4日間つくることになりました。どれぐらい食べるか判らない年頃の男児二人。野菜もたくさん食べられる鍋物がいいだろうという事で、鳥を茹でた上に大量の野菜。山盛りにして蓋で抑えて、なくなればもう一度。味の好みは皿にとってご自由にと、良く言えばフレキシブル、あるいはたんなる手抜き。最後に残りは翌日の味噌汁。気軽に使える道具です。

              No.4893 長円形両手鍋(変形丸)木蓋付 全長33.9cm 幅28.7cm 全高10.5cm

               重さ1.39kg すりきり容量約2.5L  税込み価格 ¥108,000

               

              イチョウと月イチョウの葉に囲まれた朝の月。平安貴族なら昨夜の秘め事でも思いながら眺めたのでしょうが、現代の野蛮人たる私は、そんな趣味とは縁遠い。月がピンぼけの言い訳ですが、今日はこれから展示会最終日の会場に向かいます。慌ただしい朝の月より、秋の夜長にしみじみと月を愛でながら飲む酒の方が、まだ似合いそうです。
               

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              雨に洗われ、黄色が目立つカエデとダンコウバイ。赤いツタウルシ。

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                雨後のツタウルシ/カエデ_/

                 

                明け方の強い雨が上がって、秋の陽射しに紅葉が輝いていますが、何となく雨に洗われて黄色が目立つ感じ。赤くならないうちに散ったカエデが、地面を金色のカーペットで被っています。右の写真、朽ちかけた丸太を這うのはツタウルシ。山を彩る「カエデやツタ」と言われるツタは、このツタウルシでしょう。まだ若いうちは地際を這い、葉も小さく、浅い鋸歯があります。近くの手頃な大木を這い上がるようになると、茎には毛が生えて大木の幹に食らいつき、葉もこぶし大で丸くなります。ツタウルシに何度もかぶれた事のある私には、その赤い紅葉は、毒々しく感じられますが、公平に見るなら確かに美しい。今年は深い赤に変わらないかもしれません。

                 

                左の写真はダンコウバイ。いにしえの人々が、中国の植物名「檀香梅」を借りて名付けたのでしょうが、その名を他の植物にも借用したため、混乱しています。ウコンバナという名もありますがその名で呼んでいる人に会ったことはありません。シロジシャという名がよさそうです。アカジシャに対抗してシロジシャとよばれますが、アカジシャの本当の名はシロモジ。シロモジとは、楊枝の材料にするクロモジに対抗してつけられた名前。白・赤・黒が交錯します。春先、まだ葉が開かないうちに、小さな黄色い花の集まりが枝にモヤモヤッと咲いて、同じような花が咲くアブラチャンと、遠目では見分けがつきません。アブラチャンもダンコウバイも地元ではジシャと呼んでいるようです。これらの木はいずれもクスノキ科で、香油のような香りがあります。

                 

                さて、今日は日曜日、これから銀座 ギャラリー江の展示会場に出かけます。

                2018江DM

                 

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                移り行く色、と言ってもカエデの話  No.4899 酒器 大

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                  カエデ変化銀座の展示会場では、今年の紅葉を予測する話がでました。「下界」に皆様にとっては、まだ予測の段階ですが、軽井沢では一ヶ月以上前から紅葉してすでに散ったサクラ。その後、ドウダンツツジは今が盛り。カエデは次々色変わりしているところです。下界では、台風による塩害で葉が落ちているところがあるようです。カエデの紅葉は、変化の最中がいい。緑・黄色・オレンジ・赤と染め分けている状態。頭上を赤一色に覆われるのは、いっときの観光ならいいですが、四六時中かぶさってくるとうっとおしい。木陰で読書などしようものなら、気が狂いそう。などとこれは想像の世界で、そんな優雅な時間はありません。
                   

                  4899酒器大この秋は実に雑用が多い。優雅に木陰で読書???  いえいえ引き蘢って本業と行きたいところですが、何となく小間切れ。一つずつ仕上げるしかありませんが、無理に二つ一度に仕上げるより、丁寧に取り組んでいます。段取りが悪いときほど、急がず慌てず、です。雑用と言えども、多くは好きでやっていること。断る事も可能な無責任な暮らしですので、やると決めた事は納得してGOサインです。

                   

                  No.4899 酒器 大  口径6.5cm 底径6.8cm

                  高さ17.1cm 重さ453g 税込み価格 ¥25,920

                   

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                  名前の判らないイトトンボ  No.4898 銀流し銅掛花入れ

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                    イトトンボ

                    「君は誰?」 小さくて名前もわからないまま、とりあえずかがみ込んで撮った写真。しばらく前のものですが、図鑑やウェブで調べても正体が不明のまま、放置してありました。イトトンボには違いありませんが、図鑑の写真は標本を上から写したもののため、横から見た色や柄の違いがさっぱり判りません。オオアオイトトンボの雌?

                     

                    イトトンボの仲間は色が美しく、金属光沢の輝きをもつものが多い。これが倍の大きさだったら、さぞ人気がでるだろうが、川縁でじっと観察していないと、なかなか気づかれません。仕事場の脇に来てくれることなど滅多にあることでは・・・気がつかないだけかもしれませんが。花の写真でもと思って手持ちの標準レンズで外に出て、眼に留まってしまった。さてどうしよう?、静かにそっと、逃げないでねと念じながら撮ったものです。日陰の地際という最悪の条件で、これだけちゃんと写っているのは、写真の腕前ではなくただの偶然です。

                     

                    4898掛花入れ現在、銀座で開催中の二人展直前に仕上げて、初日に持参した掛け花入れ。置いても使えるように、少し重めの素材で造りました。現時点での最新作です。花を入れると判りますが、口を斜めにすると、花は安定し、前にせり出しますので、なんとなく生け花がうまくなったような気分になります。

                     

                    No.4898 銀流し銅掛花入れ  直径5cm 高さ17.9cm 重さ420g  

                    税込み価格 ¥21,600

                     

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                    銀座 ギャラリー江 二人展初日は気温1度の寒い朝 狂い咲き その2  No.4897 酒器大

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                      狂い咲き2

                      一昨日は冷たい雨が、浅間山では初冠雪の便りになりましたが、その姿は雲の中。昨日は4度まで下がり、大陸から移動して来た高気圧が秋雨前線を追い出して列島を覆うので、さらに気温が下がるだろうと予想。案の定、今朝の最低気温は1度です。氷点下一歩手前。町内の標高の高いところでは、初氷の可能性もあります。昨年の同じ頃に記事を読むと、遅い台風が通過し、その後氷点下に下がっていますので、今年が特別寒いわけではないのかもしれません。

                       

                      昨日、仕事場の向かいで、狂い咲きのフランスギクを撮っていたら、そばに小さく地味だが群星のようにハキダメギクとナズナが咲いています。ナズナといえばこのあたりでは春一番に摘んで食べる季節の野草。新しい実がついています4897酒器大ので、もっと前から咲いていたのでしょう。外来種ですが、ハキダメギクとは誰がつけた名前でしょうか。はびこりますが、簡単に手で抜けるので、たちの悪い外来種ではありません。掃き溜めに鶴ならぬ、雀の群れと言ったところでしょう。

                       

                      今日から始まる銀座ギャラリー江の展示会準備の合間に、一つだけ仕上げた酒器の大です。

                       

                      No.4897 口径6.5cm 底径6.8cm 高さ17.1cm

                       重さ455g  税込み価格 ¥25,920

                       

                      これから新幹線で会場に。おいでをお待ちしています。

                       

                      2018江DM

                       

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