明けまして おめでとうございます

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    2019年賀状

     

    元旦にあたって、この一年の抱負でも書くべきところですが、暦がかわったからといって特別何か異なるということもなさそうです。毎日、いつもいつも考えることと言えば、一つでも多く作りたいということ。素晴らしい出来映えの作品を作りたいとか、誰かを超える作家になりたいと思うことなどなく、展示会の直前でなくてもやはり一つでも多く誰かの手もとにと思う。

     

    一つ仕上げると次、というより仕上がった時には既に次のものが途中まできています。仕上げについては、無理のないバランスのとれた姿、流れるように自然な曲面というぐらいでしょうか。具体的に何かを象徴していることもなく、使いやすいようにとは考えますが、かと言って簡単便利で万能な道具を作ろうとという気もありません。使いやすさと言うのは、万人共通のところもありますが、人によって要求が異なる部分もあります。年間百数十点しか作れないのですから、99人の人に合わなくても、自分にぴったりと感じる一人と会えればいいのです。心底そう思えるようになると、肩や腕の力が抜けて「無念無想」の境地、私の場合はむしろ仕事とは別の事を考えながら手は自然に動くようにならないかと、あえて抱負と言えばそんないい加減な気持ちでしょうか。どうすればそうなるかと言うと、結局は一つでも多く作ることに尽きそうです。

     

     


    2018年最後に、売れ残りのプリムラ・マラコイデス No.4921 かんつけ

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      プリムラマラコイデスクリスマスとは無縁の暮らしですが、部屋が余りにも殺風景なので花でもと思い、ホームセンターを覗くと、シクラメンなど華やか過ぎて二の足を踏んでしまいます。何か相応しいものがないかとキョロキョロ。一番奧、隅っこに半ば捨てられていたような売れ残りと思われる何株か。ほとんど花はついておらず、しかし葉の緑はまだ活き活きとしています。一株30円。捨て値としか言いようのない価格で4株買って鉢に。

       

      子供の頃、桜草といえばこの花を指していたような気がします。花茎が高く伸びて、小さな桜型のピンクの花がびっしりついて、窓べりで威張っていました。その頃から、プリムラという名前は知っていたのですが、今はプリムラといえばプリムラ・ポリアンサを指すようです。この花はプリムラ・マラコイデス。さてこの4株、それらしく立派に育つのでしょうか。2019年、最初のささやかな願いです。

       

      4921かんつけ

      2018年、最後の作品となってしまいました。作りかけの両手鍋がいくつも転がっていて、仕上げたかったのですがタイムアウト。毎度、悔いやら思いやら雑念やらをたくさん残して、一年が終わってしましました。カッコつけて言えば、だから明日を生きる力が・・・満足しきって終わるとそこでThe Endなんて言うのも、ファウストのような大物ならともかく、私には似合いません。ただ「残念」の文字が浮かんで来ます。

       

      No.4921 かんつけ 全長22.7cm  本体長20cm   全高13.5cm   本体高8.1cm

       幅10.4cm   重さ504g       税込価格 ¥75,600

       

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      本格的な冬型で中程度の寒波到来  両手鍋の素材と制作途中

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        2018122903時天気図昨日28日、町を来るまで走っていると中学生の下校時間。終業式で制服姿、荷物を一杯持って国道を歩いている。3連休で22日に終業式だった都会の学校からまるまる1週間遅れで冬休みに入りました。東京よりはるかに寒い冬ですので、むしろ早く休みにしてあげたいぐらいなのですが、世間が休みになると忙しい軽井沢の大人達にとっては、子どもを学校であずかっていてほしい。正月はゆっくり出来る家庭と、忙しく猫の手も借りたい家庭に分かれます。

         

        昨日は最高気温がマイナス1.5度で真冬日。今朝マイナス10度近くに下がっています。昨日一日中寒かったので、3時半に起きると室温0度。これは灯油ストーブが床の近くを測るためで、1mぐらいの高さでは3度。天気図は移動性の高気圧ではなく、シベリアにどっしりと中心を据えた寒気団が張り出して来て、西高東低の縦縞等圧線を描いています。今夜から各地に大雪の情報も。まあ、間違いなく冬ですね。

         

        両手鍋制作道具今年最後の銅板仕入れが届き、借金年越しは嫌なので即、代金振込。素材を買い込む時はいつも、さあ作りまくるぞと決意しますが、さりとてガチャポンガチャポンとできるわけではなく、一日が終わってみればまあこんなものかと納得。来年の展示会場に、道具と制作途中の状態を一つ展示できないかと言われて送った写真です。素材と道具、鍛ち絞る途中の状態や作りかけの持ち手とつまみ。

         

        丸く切り出した銅板は底(中心部)から外側へと、同心円状に鍛ち絞っていきます。外側の艶がないところはは焼きなましたままの柔らかい状態。鎚の跡がついている光っているところは、内側に向けてへこましたところで、すでに硬化しています。外縁まで鍛つと、半径は1cmほど絞り込まれ、再度焼き鈍して鍛ち絞ります。深さによって5回から10回、その作業をくりかえすと、あらかたの形が完成。実はその後の仕上げ鍛ちの方に時間がかかります。

         

        さて、今年も最後の追い込みですが、制作途中のものがいくつも年を越しそうです。

         

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        冬の夕空は寂しい? 中サイズの両手鍋 銅蓋基本形 No.4920 中型的双方锅 A medIum-size double-handle copper pot with a copper lid.

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          赤岳夕陽夏の夕焼けは暑さがおさまってほっとする時間。秋の夕焼けは去り行くものを愛おしむ思索の時間。冬の夕陽はひたすら寂しい。冬は朝日が良い。などと、柄にもなく考えたのですが、写真にすると冬の朝日も夕陽も、なかなか見分けがつきません。樹々や屋根で霜が輝いていれば朝日だと判りますが。このところ乾いてほこりっぽいため、画像ではほとんどかわりがありません。モミの木の左奥に見えるのは八ヶ岳連峰の赤岳ですので、西の空、つまり夕陽だと判りますが、それはちらっと見える山が赤岳だと私は知っているからです。今日からは、シベリアから張り出してくる高気圧に被われて、冬型の気圧配置になりそう。日が沈んだ途端に急激に冷え込みますので、のんきに夕陽を見ている余裕はなくなります。

          4920両手鍋基本形

          来年2月上旬の銀座三越展は中国の春節と重なり、中国からのお客様が多いかもしれません。秋の伊勢丹では、銅蓋タイプの両手鍋が人気で、1点しか残りませんでした。次の柳の下にも同じ泥鰌がいるでしょうか。そんな皮算用とは関係なく、この両手鍋は看板商品、私の仕事を代表する作品ですので、これがなければ展示会になりません。これはもう作るっきゃないのです。

           

          No.4920  両手鍋 銅蓋基本形 直径19.2cm 本体高さ9.3cm 全高約20cm

           全重1.84kg すり切り容量約2.5リットル  税込み価格 ¥113,400

           

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          4年ほど前に作った銀流し銅カップの追加注文6点 No.4914~4919

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            大森一寿郎カップ4914~4915

            氷点下10度が一度だけありましたが、大陸から張り出してくる高気圧が比較的南よりのせいか、寒波というほどの寒さにはなりません。先日は低気圧の通過で雨になりました。気温は3度でしたので、もう数度低ければ大雪ですが、そんな気配はなく、いいお湿り。雪のない凍った地面を寒風が土ぼこりを巻き上げると、風邪ひきさんが増えます。

             

            10月下旬に銀座のギャラリーでいただいたオーダー。4年ほど前に特注で作った方からの追加注文です。その頃に較べると、銅も銀も値上がりしていますが、前回と同じ価格で受けました。円安というのは、輸出産業にとってはいいのでしょうが、原材料が上がるため、製造業全体ではマイナスです。日本全体では輸出の割合はせいぜい2割ですので、むしろ苦しい生産者が多いでしょう。国策とも言える自動車産業の犠牲になっているような気がします。

             

            オーダーされた方は、何やらおもしろそうな店を経営しているようです。そこでは、ビアカップとして使われるということ。粋ですね。評判になりそうな気がします。

             

            銀流し銅カップ  口径約5.6cm 底径約5.8cm 高さ11cm 重さ約170g

             

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            真夜中の訪問者?  久しぶりの酢重鍋 No.4913

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              真夜中の訪問者夜明け前、昨夜の積雪を確かめようと外に出ると、作業場の前を夜中に通った跡が。真夜中の訪問者は狐だろうか。いくらか千鳥足なのは、油揚げで一杯の帰り道というわけではあるまい。今年生まれた子狐はすでに独立していて、これから次の繁殖期に入る頃。雪の上に親子連れの足跡を見ることはないのは解りますが、つがいで行動することもあまりないのかもしれません。ゾロゾロと集まって動く狸に較べて、やはり狐は単独行、孤独な道行きが似合う気がします。

               

              突然、人に遭遇すると、なりふり構わず行くあてもなく一目散に、ただ前へと逃げる狸の尻を見ていると、おかしくも悲しいおろかさを感じます。その点、狐はスマートで、逃げるというより静かに立ち去り、充分な間合いを取ってからちらっと振り返る時の、眼の光が印象的です。一つ格上の孤高の存在は、古くから民話の主人公となるにふさわしいようです。

               

              4913酢重鍋大

              昨日は降り始めた雪を見ながら、久しぶりに酢重鍋の大を一つ。来年3月までにまとまった数を作らなければならないのですが、とりあえずは展示会優先。と言っても2月の展示会が終わってからのひと月あまりではこなしきれない数です。少しでも作りだめしておきたいところですが、今年も残り10日。カレンダーを見るのが怖い毎日です。

               

              酢重鍋 大 口径20.7cm 本体高さ11.7cm 全高約22.5cm 全重2.46kg

               

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              薄化粧の浅間山 氷点下10度の朝とインディアン・サマー  腐食の進んだ片手鍋修理

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                浅間薄化粧2018

                まだ薄化粧ですが、やっと冬らしい浅間山の全景。真南からですので、北からみた全面真っ白の浅間山とはかなり趣が異なります。里でも2cmほど積もった雪はすぐに融けて、冷たい西風がアシを右に傾けています。雪が融けた後はこの冬一番の冷え込みで、氷点下10度の朝。ところが日が昇ると気温はぐんぐん上昇し、まさに小春日和。昔、英語ではインディアン・サマーと習いましたが、同名の曲のようにのんびりとした気持ちで日向ぼっこをしたくなる一日でした。

                 

                根本知子/片手鍋修理2018

                一週間ぶりの記事は、またまた片手鍋の修理です。今年最後の修理で、ちょっと手こずりました。内部、特に底の中央でかなり腐食すが進み、地金がえぐれています。他にもかなり多数の腐食があり、さてどうしましょうか? とりあえず、徹底的にクリーニング。えぐれた穴に残る汚れは、極小のリューター・ビットでえぐり出し、穴がいくらかでも均されるように、全体を鍛ち直します。穴の部分がなるべくふさがるように、たっぷりと錫引き。これまで同様に使っても問題がない程度には修理できましたが、今後、少し早めに錫引き修理をした方が良さそうです。最悪、穴があいて漏れるようになっても、塞ぐ方法を試してみます。

                 


                パッとしなかった軽井沢の初雪  No.4912 最大級の両手鍋 銅蓋基本形 

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                  初雪?昨朝とったさえない写真ですが、軽井沢の初雪? 前夜−7度まで下がって夜が明けるとどんよりとした寒空。霜の他に車や屋根の隅に吹き寄せられたような白いものが見え、雪が舞ったか梢の霜が降り注いだか。午前中、何度か白いものが舞っているようにも見えました。何ともはっきりしない初雪?の便りですが、浅間山の北側、草津では雪らしい雪が降ったようです。毎朝、1時間ほど駅前のスキー場で滑るのを日課としている知人が、コースの周りにも雪があったと書いていましたので、降ったことは間違いなさそうです。いずれ、本格的に降るでしょうから、焦る必要もないのですが、寒風が冬枯れの上を吹くとほこりっぽく、風邪引きさんが増えて困ります。昨日の夜は−8度。どんな冬になるのでしょうか。

                   

                  4912両手鍋基本形最大
                  片手鍋修理の仕事と並行して取り組んでいた大鍋。やっと完成です。定尺(尺二の四尺=365mmx1200mm) の銅板から作れる最大の両手鍋です。年明け2月上旬の銀座三越展示の中心に置こうと思っています。プロ用の銅鍋にはこれより大きいものがいくらもありますが、家庭用としては横綱クラス、すりきり容量は4.4リットルです。

                   

                  No.4912 両手鍋 銅蓋基本形 直径23.2cm 本体高さ11.3cm 全高約23.5cm 

                   全重2.72kg すりきり容量約4.4L  税込み価格 ¥183,600

                   

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                  パッとしなかった軽井沢の初雪  No.4912 最大級の両手鍋 銅蓋基本形 

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                    初雪?昨朝とったさえない写真ですが、軽井沢の初雪? 前夜−7度まで下がって夜が明けるとどんよりとした寒空。霜の他に車や屋根の隅に吹き寄せられたような白いものが見え、雪が舞ったか梢の霜が降り注いだか。午前中、何度か白いものが舞っているようにも見えました。何ともはっきりしない初雪?の便りですが、浅間山の北側、草津では雪らしい雪が降ったようです。毎朝、1時間ほど駅前のスキー場で滑るのを日課としている知人が、コースの周りにも雪があったと書いていましたので、降ったことは間違いなさそうです。いずれ、本格的に降るでしょうから、焦る必要もないのですが、寒風が冬枯れの上を吹くとほこりっぽく、風邪引きさんが増えて困ります。昨日の夜は−8度。どんな冬になるのでしょうか。

                     

                    4912両手鍋基本形最大
                    片手鍋修理の仕事と並行して取り組んでいた大鍋。やっと完成です。定尺(尺二の四尺=365mmx1200mm) の銅板から作れる最大の両手鍋です。年明け2月上旬の銀座三越展示の中心に置こうと思っています。プロ用の銅鍋にはこれより大きいものがいくらもありますが、家庭用としては横綱クラス、すりきり容量は4.4リットルです。

                     

                    No.4912 両手鍋 銅蓋基本形 直径23.2cm 本体高さ11.3cm 全高約23.5cm 

                     全重2.72kg すりきり容量約4.4L  税込み価格 ¥183,600

                     

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                    残花2種  銅蓋付き片手鍋、重傷の空焚き修理

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                      サルビア、ヒメジョオン残花前回の記事タイトルに「三温四寒」と書きましたが、暖かい日が4〜5日続いた気がします。一昨日あたりから冷え込み、昨日・今日はマイナス5度前後。いつ雪が降ってもおかしくない気温です。タイヤ交換の時期、周囲の自然もすっかり冬支度です。

                       

                      石垣に咲く左の赤い花は2〜3週間前の写真で、今はもう枯れてしまいました。こぼれ種から生えた小さなサルビアが、やっと花をつけた様子。種が熟すまでには到らなかったでしょう。右は、今も元気なヒメジョオン。茶色く枯れた茎の下から新しく芽吹いて、小さな茎の上に小さな花。蕾もありますので、まだしばらく頑張る気のようです。

                       

                      長峰泰子/片手鍋修理

                      一ヶ月以上前に受けた片手鍋の修理。この浅型3カップ用片手鍋、お客様のご希望で注ぎ口を両側につけ、銅蓋を揃え、持ち手を丸い形の方に。とても使いやすい道具に仕上がり、使用頻度も高かったのでしょう。2度修理に持ち込まれて、今回は3回目の修理です。強度の空焚きで鍋本体側は柔らかく焼き鈍り、持ち手は焼けこげています。徹底的にクリーニング後、本体は全面的に鍛ち直し。形を整えながらしっかり硬く鍛ち締めていきます。その後に、鍛ち直す必要がなかった蓋とともに錫引き。新品の錫引きとちがって、修理の錫引きは困難なことが多く、今回も3回は塗り重ねました。コクタンの原木から持ち手を削りだして取り付け。なんとなく、新品のときよりちょっと良い姿になった気がします。

                      全面鍛ち直しが必要な場合の修理代金新品価格の3割前後。持ち手の新調は¥3,000~3,500 です。今回は蓋の鍛ち直しを含みませんので、その分安くし上がりました。

                       



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